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消えた“ゴラッソ”も…5試合連続ドローに浦和DF馬渡和彰「批判も仕方ない」

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DF馬渡和彰

[5.13 J1第13節 浦和 0-0 広島 埼玉]

 立ち上がりから攻勢をかけていた浦和レッズに、リーグ戦3試合ぶりとなる“得点シーン”が訪れたと見えたのは前半17分だった。ゴールから約30m離れた左サイドの位置で得た直接FK。DF馬渡和彰の蹴ったボールは、広島のDFラインとGK大迫敬介の間でワンバウンドし、ゴールに吸い込まれた。

 絵に描いたようなゴラッソだった。だが、浦和の選手たちが沸いたのもつかの間、DF岩波拓也がオフサイドかどうかを巡ってVARが介入。それでも判定は決まらず、オンフィールド・レビューを経て主審が岩波のオフサイドを認め、ゴールは取り消された、

 浦和はACLを挟んで3試合連続のスコアレスドロー。馬渡は「5試合連続引き分けは、シーズンの初めに掲げた優勝という目標から逆算すると物足りない」と言い、「現状として批判(されて)も仕方ないと思っています」と厳しく受け止めた。

 内容を見れば解釈の違いで上にも下にも振れるような試合だった。同じ0-0というスコアでも前節の柏レイソル戦ではチャンスは少なかったが、広島戦では多くのチャンスをつくっていた。ただ、右サイドバックとして先発している馬渡は「DFとしては失点ゼロで抑えられていることを継続していきたい」と評価している一方で、無得点が続いていることに肩を落とす。

「次に自分が出た時にどういう役割になるかは分からないが、前の方のポジションを取れるようなら、相手にとって嫌なランニングをしたり、嫌なボールを送ったりして、相手の守備ブロックを崩す動きを増やし、ゴールの可能性を高めたい」

 浦和の次戦は18日の横浜F・マリノス戦、その次は21日の鹿島アントラーズ戦。上位陣を切り崩して白星をつかみ取るしかない。

(取材・文 矢内由美子)
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