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川崎F遠野大弥が古巣・福岡の堅守を打ち破る今季初ゴール!「ちょっと複雑な気持ちでした」

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ゴールを挙げたMF遠野大弥

[5.14 J1第13節 川崎F 2-0 福岡 等々力]

 2020シーズンの一年間を過ごした古巣への“恩返し”弾となった。川崎フロンターレMF遠野大弥は後半10分、堅守を誇るアビスパ福岡から均衡破る先制ゴール。得点直後の喜びは抑えめだったが、「ちょっと複雑な気持ちでした」と心境を明かした。

 川崎Fは前節終了時点でリーグ最少失点タイを誇っていた福岡をホームに迎えるが、相手の堅守に苦戦。前半はスコアレスで折り返す。しかし、その均衡を破ったのは遠野。「視来くん(山根)からボールが出てくるんじゃないかなと」。DF山根視来の縦パスをPA中央で受け、反転しながら右足シュートを決め切った。

 得点シーンではゴールは見ていなかったという。「感覚だけで。ここじゃないかなと。思いっきり足を振れたのでよかったです。視来くんがシュートを打つふりをしていたので、CBが釣られて僕が空いた」。“FWとしての本能的な動き”と自信を垣間見せる今季初ゴールとなった。

 もともとFWが主戦場の遠野だが、現在はインサイドハーフとして奔走。そのポジションでの活躍に鬼木達監督も「前節のヤス(脇坂)もそうですけど、インサイドハーフがやっとゴールを取り始めた。これが非常に大きい」と称える。求められたポジションで、自分の持ち味を発揮。遠野は「チームの競争が強さになる。今回点を決めましたけど、連戦なのでチームとして勝っていきたいです」と勝利を目指しながら、自身の成長にもつなげていくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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