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ACLでもセットプレーから3発…川崎F車屋紳太郎がリーグ戦初弾で得点力維持「プレーの幅も広がる」

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今季リーグ戦初ゴールを挙げたDF車屋紳太郎

[5.14 J1第13節 川崎F 2-0 福岡 等々力]

 川崎フロンターレDF車屋紳太郎が今季リーグ戦初ゴールでチームの勝利に貢献した。怪我からの復帰戦となった4月のACL連戦でもセットプレーから3得点。試合後の会見で「セットプレーから点を取れれば、自分のプレーの幅も広がる」と手応えを語った。

 ACL敗退から帰還した川崎Fは前節の清水エスパルス戦で勝利。そして今節、帰還後初のホームゲームでアビスパ福岡と対戦し、2-0で連勝を果たした。後半10分にMF遠野大弥が先制点を挙げると、その4分後には車屋が右CKからヘディングシュート。ドンピシャでゴールに叩き込み、勝利を決定づけた。

 車屋は今季J1開幕戦で右肩を脱臼。約2か月の離脱を余儀なくされていた。復帰したのは集中開催となったACLの初戦。後半に途中出場すると、0-1で迎えた後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴール。チームの勝ち点1奪取に貢献した。車屋はACL第2戦でも2ゴールの活躍。チームは惜しくも敗退となったが、完全復活をアピールできた。

 その得点力は続いているようだ。開幕戦以来のホームでのプレーには「正直不安はありました。どれだけ等々力でできるか」と胸中を明かしつつ実力を発揮。「ACLであれだけCKから点を取れたのは自信になりましたし、信じて走り込むのを今やっている。セットプレーから点を取れれば自分のプレーの幅も広がる。点を取れて勝利に貢献できたのはうれしいですね」と手応えを語った。

 得点シーンでは相手選手が倒れており、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入った。「いやけっこう不安でしたよ正直。喜びながらも、倒れている選手がいたのはわかっていた。どうなるんだろうと。その後に(相手選手が)抗議されていたので…早くやめてくれ…!という感じでした」。その後、無事得点が認められる。車屋にとって安堵の今季リーグ戦初ゴールとなった。

(取材・文 石川祐介)
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