beacon

柏MF加藤匠人がJ1デビューで存在感も「まだまだ足りなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

柏レイソルのルーキーMF加藤匠人(写真はデビュー戦のルヴァン杯・札幌戦)

[5.14 J1第13節 柏 0-1 G大阪 三協F柏]

 今季、柏レイソルに新加入したMF加藤匠人がJ1デビューを飾った。

 U-12からU-18まで柏のアカデミーでプレーしていた加藤は、筑波大学を経て柏入り。3月2日のルヴァン杯・札幌戦(●2-3)でプロデビューを果たすと、この日のG大阪戦では1点を追いかける後半32分に、MF椎橋慧也に代わってピッチへ。柏U-18で1学年上だったDF古賀太陽、1学年下のFW森海渡、2学年下のFW細谷真大らとともにプレーした。

「味方の足元に入れるボールであったり、相手のラインの背後に空いたスペースに入れるボール、そこを使い分けられるクレバーな選手」とネルシーニョ監督から評価されるボランチは、3-5-2のアンカーに入ると、長短のパスで攻撃を組み立てた。

「パサータイプで、攻撃的な選手」と自らも認める加藤は、最終ラインまで落ちてきてボールを引き出したり、ペナルティーエリア内まで顔を出したりと「前への意識」を狙った指揮官の起用意図に応えるべく奮闘した。

 長くはない出場時間ながらも存在感を出したルーキーだが、「ボールをいっぱいさわってチラシながらがリズムをつくって、自分の特徴を出せるところではあったんですけど、縦パスの精度やチャンスメイクはまだまだ足りなかった」と、現在地を確認。9日に誕生日を迎えたばかりの23歳は、J1の舞台へと踏み出し、さらなる活躍を見せてくれるはずだ。

(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP