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横浜FCが6戦ぶり勝利! 2戦不発続きも…伊藤翔が先制弾、ガブリエウが加入後初弾、リーグ最少失点・徳島を撃破

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MF伊藤翔が均衡を破る先制ゴール

[5.15 J2第16節 横浜FC 2-1 徳島 ニッパツ]

 J2リーグは15日に第16節を行った。横浜FC徳島ヴォルティスの対戦は、3位の横浜FCが2-1で勝利。6試合ぶりの勝利で、首位ベガルタ仙台と同勝ち点の2位に浮上した。

 圧倒的な強さで首位を走っていた横浜FCだが、直近の5連戦は2敗3分に終わり、3位に転落した。直近2試合では無得点。前節から先発を5人入れ替え、3-4-2-1の布陣を敷く。GKはスベンド・ブローダーセンが先発復帰。3バックは左からDFガブリエウ、DF岩武克弥、DF亀川諒史が並ぶ。ボランチ2枚はMF手塚康平とMF和田拓也。左WBはMF山下諒也、右WBはMFイサカ・ゼインを置き、2シャドーはMF長谷川竜也とMF伊藤翔を配置。1トップにFW小川航基が入った。

 直近5試合では失点数1。リーグ最少失点を誇る徳島は、前節から4人メンバーを変更。4-1-2-3の布陣で、GKはホセ・アウレリオ・スアレス、4バックは左からDF新井直人、DF安部崇士、DF内田航平、DF藤田征也を起用。アンカーはMF櫻井辰徳で、インサイドハーフにMF児玉駿斗とMF白井永地。前線3枚は左からFW杉森考起、FW藤尾翔太、FW坪井清志郎が入る。[両スタメン&布陣]

 序盤は両者がチャンスを作る。徳島は前半4分、GKスアレスのロングフィードから坪井がPA右に入り込み、右足シュート。しかし、相手のブロックに遭った。横浜FCは中盤のロングフィードから小川が守備ラインの裏に抜ける。強烈な右足シュートはGKスアレスの正面に入った。

 時間が経つにつれ、攻勢に回ったのは横浜FC。前半16分には伊藤がゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定となった。その後も伊藤、小川、長谷川が中心となって相手ゴールを脅かし続けると、前半終了間際に結実する。

 横浜FCは前半41分、ガブリエウが左サイドから大きくサイドチェンジ。右サイドのイサカが1対1を仕掛け、PA右の深い位置からクロスを上げる。ニアサイドの小川がそらし、ゴール前の伊藤が体勢を崩しながらも押し込む。横浜FCにとって3試合ぶりの得点。待望の先制点となった。

 前半は横浜FCの1-0のリードで折り返す。ハーフタイムで両者交代はなし。後半からは徳島も攻撃を修正してシュートを打っていくが、横浜FCも引き続きチャンスを作り続ける。徳島は後半15分に坪井を下げ、MF西谷和希を投入。横浜FCは19分にイサカ、小川に代えてDF武田英二郎、FW渡邉千真が入った。

 後半20分、横浜FCは再びスコアを動かす。手塚が左CKを蹴り上げると、ゴール前にガブリエウが詰めてダイレクトシュートを決め切った。27歳のブラジル人DFは4月に鼻骨を骨折して以来6試合ぶりに出場。2得点に絡む活躍を見せた。

 追いかける徳島は後半24分に3枚替え。杉森、藤尾、藤田を下げ、古巣対戦となるFW一美和成、FWムシャガ・バケンガ、DFカカを投入した。一方、横浜FCも32分に長谷川と伊藤が下がり、FWサウロ・ミネイロと3月末の負傷から復帰したMF齋藤功佑が入った。

 徳島は後半アディショナルタイムに一美が右足シュートを沈めて1点を返す。しかし、そのまま試合終了。横浜FCが2-1で4月17日の第10節・仙台戦以来となる約1か月ぶりの勝利。徳島は今季初の複数失点による黒星となった。

(取材・文 石川祐介)
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