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残留争うカディスが決死の猛攻! 主力温存続くR・マドリー、マリアーノが今季初ゴールもドロー

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[5.15 ラ・リーガ第37節 カディス 1-1 R・マドリー]

 ラ・リーガは15日、第37節を各地で行い、レアル・マドリーカディスに1-1で引き分けた。カディスは今季の王者相手に引き分けたものの、他会場で18位のマジョルカが勝利したため、降格圏に転落した。

 すでに優勝を決めて28日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)に備えるR・マドリーと、残留を争う17位カディスとの対決。R・マドリーは前々節に続いて主力を温存し、GKアンドリー・ルニン、DFヘスス・バジェホ、DFルーカス・バスケス、FWマリアーノ・ディアスらを先発に並べた。

 それでも前半5分、R・マドリーは早くも試合を動かした。左サイドでMFトニ・クロースのパスを受けたFWロドリゴ・ゴエスが鋭いドリブルをスタートすると、安定したボール運びで驚異の4人抜き。最後は相手に寄せられながらもラストパスを送り、これをマリアーノが押し込んだ。マリアーノは今季9試合目で初ゴールとなった。

 ところがその後は決死の猛攻を仕掛けるカディスの見せ場が頻発。前半13分にはFWアルバロ・ネグレドが左サイドをえぐってパスを送り、DFナチョ・フェルナンデスになんとかカバーされるが、同36分にはDFファリのインターセプトからカウンターを仕掛け、MFウスマ・イドリシが惜しいシュートを放った。

 そして前半37分、カディスはセットプレーを起点に高く押し上げると、DFエデル・ミリトンのヘディングクリアを拾ったMFルベン・ソブリーノが右足を一閃。ミリトンに当たったボールが軌道を変え、クロスバーに当たってゴールに吸い込まれ、カディスが1-1に追いついて前半を終えた。

 なおも攻めるカディスは後半15分、自陣からロングボールを送り、MFルーカス・ペレスが身体を寄せてミリトンのクリアミスを誘発。そのまま最終ライン裏に抜け出してスルーパスを送ると、ネグレドがエリア内でルニンに倒されてPKを獲得した。R・マドリー相手に勝ち越す絶好のチャンス。だが、ネグレドが右を狙ったキックはルニンにセーブされた。

 その後もカディスは立て続けにカウンターチャンスをつくり、ネグレドが決定機を連発。だが、R・マドリーはルニンを中心とした守備陣がなんとか耐え抜く。試合はそのままタイムアップ。カディスにとっては大きな勝ち点1かと思われたが、他会場で18位のマジョルカが劇的な勝利を収めたため降格圏に転落した。カディスは最終節で、今節で降格が決まったアラベスと戦う。

●ラ・リーガ2021-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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