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VAR介入ハンドで同点PK献上…鹿島DF関川郁万「切り替える時間はたくさんあった」

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鹿島アントラーズDF関川郁万

[5.21 J1第14節 浦和1-1鹿島 埼玉]

 VARの介入により献上したPKを決められ、鹿島アントラーズは首位浮上につながる勝ち点3を逃した。

 鹿島は1-0で迎えた前半40分、右サイドを突破してきた浦和DF明本考浩に対し、DF関川郁万がアプローチ。クロスをブロックしようと試みたが、これが関川の右腕に当たった。一度はプレーが流されたものの、VARの助言を受けた西村雄一主審がオンフィールドレビューを実施。ノーファウルの判定が覆され、PKをDFアレクサンダー・ショルツに決められた。

 競技規則ではハンドの要件で「手や腕で体を不自然に大きくして、手や腕でボールに触れる」と定めており、その基準について「手や腕の位置が、その状況における競技者の体の動きによるものではなく、また、競技者の体の動きから正当ではないと判断された場合、競技者は不自然に体を大きくしたとみなされる」と明示している。また「競技者の手や腕がそのような位置にあったならば、手や腕にボールが当たりハンドの反則で罰せられるリスクがある」とも記されており、関川の腕の位置が身体から大きく離れていたことから、ハンドの判定が下されたようだ。

 試合後、関川は記者会見に出席。「前半の終了間際に手に当たってPKだったので、ハーフタイムに気持ちを切り替える時間はたくさんあった。みんなからも声をかけてもらったので、少しずついつものようなプレーはできた」と立て直しへの手応えを語った。また試合については「まず負けなかったことは一番の収穫」と前向きに振り返りつつも、「その中でも優勝するチームはこういう試合を勝ちに持っていくチーム。長い1年の中でもっともっと勝ち点をこぼさない戦い方、ゲーム運びがもっともっと大事になっていく」と先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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