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柏FW小屋松は2トップの一角で「後ろの負担が軽くなるよう」守備でも奮闘

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90分間フル出場をはたした柏FW小屋松知哉

[5.21 J1第14節 FC東京0-0柏 味スタ]

 2021年12月に、サガン鳥栖から柏レイソルへと完全移籍をはたしたFW小屋松知哉は、開幕節の湘南戦(○2-0)に後半6分から出場して移籍後初得点を挙げる。続く横浜FM戦(○3-1)でも途中出場でゴール。第14節を終えて、FWとしてはFW細谷真大の14試合に次ぐ、13試合に出場し、柏の主力を担っている。

 攻撃にとどまらず、守備での活躍も光る。守備時は5-3-2のブロックを敷く柏において、細谷とともに守備のスイッチを入れる存在だ。この日のFC東京戦でも相手DFにプレッシャーをかけ続け、Jリーグ公式サイトの走行距離では、チームトップの1万1480メートルを走った。

「ボールを持てなかった時間が多かったので、守備の部分で走らされることが多かったです。チームとしてしっかりと走るのはみんなができていると思うので、僕自身チームの一員として走らないといけないし、前の選手として後ろの負担が少しでも軽くなるよう意識している」

 ネルシーニョ監督が「守備のところでは大崩することなかった」と総括したように、無失点で終えた一方で、3試合連続での無得点に。ルヴァン杯も含めると、公式戦で4試合得点がないことになる。

「チャンスはつくれているので。チャンスを決めきる能力は選手たちの問題なので、アタッカー陣の課題だと思う。そこはチームとしてそこまで問題ではないと思いますけど、ゴールが入らないのは、チームの雰囲気もそうですし、運がないとこもあるとは思うので。チーム全体として乗り切っていけたら」

 27歳のストライカーは、FWとしての強い責任感を口にした。

(取材・文 奥山典幸)
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