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キングカズ不在の鈴鹿、後半3発で天皇杯初戦突破!! 2回戦は横浜FMと対戦へ

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MF三宅海斗が先制ゴール

[5.22 天皇杯1回戦 鈴鹿 3-0 HARIMA 三交鈴鹿]

 天皇杯は22日、1回戦を行い、鈴鹿ポイントゲッターズ(三重)がCento Cuore HARIMA(兵庫)を3-0で破った。2回戦は6月1日、ニッパツ三ツ沢球技場で横浜F・マリノス(J1)と対戦する。

 JFL所属の鈴鹿は3年連続8回目の天皇杯出場。FW三浦知良の2年ぶり天皇杯出場に期待がかかったが、ベンチ入りメンバーを外れ、史上最年長55歳85日での天皇杯出場はお預けとなった。対するHARIMAは関西1部所属。バンディオンセ加古川など前身時代も含めて2年ぶり10回目の出場となった。

 試合は前半10分、HARIMAに最初のビッグチャンス。かつて磐田などでプレーしたMF上村岬がFKを直接狙ったが、GK池末知史のファインセーブに阻まれた。その後は鈴鹿が元水戸のMF橋本晃司を中心に押し込む時間が続き、讃岐から期限付き移籍中のFW栗田マークアジェイ、昨季まで鹿児島に所属していたMF三宅海斗がゴールに迫るも、GK石原祐樹のスーパーセーブに阻まれた。

 後半も鈴鹿が主導権を握り、立ち上がりの2分には右からのクロスに反応した桐蔭横浜大出身のDF上田駿斗がヘディングシュート。だが、これも神戸U-18の先輩の石原のスーパーセーブに阻まれる。その後もハーフタイムに元八戸MF前田柊を下げて元FC東京のDF平出涼を投入したシステム変更も奏功し、一方的な攻勢を続けた。

 すると後半11分、鈴鹿がついに試合を動かした。右サイドを突破した平出のクロスに栗田が合わせ、これはまたしても石原のファインセーブに阻まれたが、こぼれ球に三宅が反応。強烈なシュートを放つと、相手DFに当たったボールがゴールマウスに吸い込まれた。さらに14分、DF菊島卓のクロスにDF中村侑人がつぶれると、HARIMAのDF末政翔大に当たったボールがゴールに入り、オウンゴールで2点リードとなった。

 なおも鈴鹿は止まらない。後半27分、元横浜FCのMF中里崇宏がインターセプトから縦パスを通し、三宅が巧みにフリックすると、右サイドから地元三重県出身のFW北野純也が反応。角度のないところから右足を振り抜き、相手DFに当てながらもネットにねじ込んだ。その後も鈴鹿が攻め続けたが、HARIMAは石原が終盤まで集中力を切らさず対応。3-0でタイムアップを迎えた。

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