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マジョルカ、連勝フィニッシュで1部残留!! 久保建英は出番なく年間1ゴールでラ・リーガ3季目終了

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2点目が決まり喜ぶMF久保建英(写真右)

[5.22 ラ・リーガ第38節 オサスナ0-2マジョルカ]

 ラ・リーガは22日、最終第38節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカが敵地でオサスナに2-0で勝利し、自力で1部残留を決めた。ベンチスタートの久保は出番がなく、スペインでの3シーズン目は28試合1ゴールで終わった。

 試合前時点で残留圏ぎりぎりの17位のマジョルカは、勝てば自力残留を決められる最終決戦。アウェーで10位のオサスナに挑んだ。引き続き5-3-2のシステムを採用する中、久保は3試合連続のベンチスタートとなった。

 序盤はモチベーション高く試合に入ったマジョルカが優勢。慌てずにリスクを避けながら試合を進めた。前半32分、MFサルバ・セビージャの右CKからFWベダト・ムリキが惜しいヘディングシュートを放つと、同37分にはセビージャの直接FKがゴール右上へ。だが、これがGKセルジ・エレーラのスーパーセーブに阻まれた。

 するとその後はマジョルカが防戦一方。オサスナは元マジョルカのFWアンテ・ブディミルを中心に猛攻を仕掛け、FWエゼキエル・アビラやMFルベン・ガルシアのクロス攻撃も猛威を振るった。それでもマジョルカはGKマヌエル・レイナら守備陣がなんとか耐え凌ぎ、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 すると後半2分、マジョルカが待望の先制点を奪った。右サイドを攻め上がったDFパブロ・マフェオがカットインから鋭い縦パスを入れ、これを受けたFWアンヘル・ロドリゲスがムリキとのワンツーから抜け出すと、最後は右足でうまくフィニッシュ。今季4ゴールが残留を大きく手繰り寄せる先制ゴールとなった。

 1点リードしたマジョルカは後半20分、前節で決勝ゴールを挙げたFWアブドン・プラッツと中盤で幅広い働きができるMFダニ・ロドリゲスをセビージャとアンヘルに代わって投入。同26分にはD・ロドリゲスが惜しいミドルシュートを放った。

 マジョルカのハビエル・アギーレ監督は後半27分にMFアントニオ・サンチェスに代わってMFクレマン・グルニエ、同38分にDFハウメ・コスタに代わってDFフランコ・ルッソを入れ、交代枠を全て消費。久保の出番はなくなった。それでも直後、マジョルカはD・ロドリゲスのクロスにA・プラッツが合わせ、GKが弾いたこぼれ球からC・グルニエがゴール。交代策が的中し、大きな追加点が入った。

 その後はマジョルカがコーナーキープなどで時間を進め、そのまま試合はタイムアップ。前節のラージョ戦(○2-1)に続く連勝フィニッシュで、2011-12シーズン以来の1部残留を決めた。なお、すでに19位レバンテ、20位アラベスの降格は決まっていたが、他会場の結果によって降格最後の一枠はグラナダに決まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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