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「弱点を強みに変えた」「ベストな補強」…英紙がアーセナル冨安を総括「悪いプレーを思い出せない」

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アーセナルDF冨安健洋

 アーセナルでの最初のシーズンを終えた日本代表DF冨安健洋に対し、英紙『フットボールロンドン』は高評価を与えている。

 昨夏、ボローニャからアーセナルに加入した冨安。シーズン開幕後の加入となったものの、第4節ノリッジ戦でデビューを果たしてプレミア初勝利に貢献すると、一気にレギュラーポジションをつかみ取り、開幕3連敗と不振だったチームの立て直しに一役買った。負傷の影響もあり、中盤戦以降はコンスタントな出場機会を得られなかったが、与えたインパクトは大きかった。

『フットボールロンドン』ではアーセナルの全選手に対して今季の採点をつけており、冨安は「8」の高評価を得た。「候補は何人かいるが、おそらくアーセナルの昨夏のベストな補強だろう」とコメントされるだけでなく、「守備は完璧。技術的にも優れ、弱点であった右サイドバックを瞬時に強みの一つに変えた。だが、負傷があったので最高採点にはならず。アーセナルは彼の筋肉系の問題が解決することを望んでいる」と続けられた。

 冨安同様に「8」をつけられたのがGKアーロン・ラムズデール、DFベン・ホワイト、DFガブリエル・マガリャンイス、MFトーマス・パーティ、MFグラニト・ジャカ、MFマルティン・ウーデゴーア、MFエミール・スミス・ロウ、MFガブリエル・マルティネッリ、FWエディ・エンケティアの9選手で、チーム最高採点となる「9」の評価を受けたのはMFブカヨ・サカだった。

 また、『フットボールロンドン』ではオンライン投票で決定するチームMVP候補としてサカ、ホワイト、ガブリエル・マガリャンイス、ウーデゴーア、ラムズデールの5選手を選出。冨安は選外となったが、4人の記者がそれぞれ今季のMVPを紹介しており、カヤ・カイナック記者は冨安を選出し、以下のようにコメントしている。

「アーセナル加入以来、日本代表選手の悪かったプレーをほとんど思い出せないし、彼がディフェンスラインにフィットして物事を一変させた。空中戦でも地上戦でもほとんど負けることなく、仮に負けたとしてもリカバリーが速い。技術的にも優れており、左足も右足同様に有能だ。欠場の影響を強く感じさせたことは、彼が短期間でどれだけ重要になったかを示している」

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