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CL決勝でキックオフ時刻が後ろ倒しに…「偽のチケット」「催涙ガス」UEFA&リバプールが声明を発表

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催涙ガスから口と鼻を守るリバプールサポーター

 欧州サッカー連盟(UEFA)は28日、レアル・マドリーvsリバプールのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝戦のキックオフ時刻が遅延された異常事態について声明を発表した。

 R・マドリーの4シーズンぶり14回目の優勝で幕を閉じた今季の欧州CLだが、世界中から多くの注目が集まる中、試合は約35分遅れでスタート。キックオフ時刻が、午後9時(日本時間午後4時)から午後9時36分(日本時間午後4時36分)に後ろ倒しとなっていた。

 UEFAによると、キックオフ時刻の遅延は、「リバプール側の入場口が、偽のチケットを購入した数千人ものファンによって塞がれた」“アクシデント”によるもの。正規のチケットを持ったファンをできるだけ多く入場させるための緊急措置だったようだ。

 しかし、キックオフ後もスタジアムに集まるファンは増え続け、場外は混乱状態に。UEFAは「警察が催涙ガスを用いて、スタジアムから強制的に退去させた」と現場の状況を説明。地元警察の対応には非難の声が相次いでおり、「これらの出来事により影響を受けた人々に同情しており、フランスの警察および当局、そしてフランスサッカー連盟とともに、この件についてさらに早急に検討する」とコメントした。

 また、リバプールも同様の声明を発表。クラブ公式サイトを通じて次のように伝えている。

「今晩、スタッド・ドゥ・フランスでリバプールファンが直面したスタジアムの入場問題やセキュリティの崩壊に、我々は非常に失望している。この試合はヨーロッパサッカー界で最も素晴らしい試合であり、サポーターは今夜我々が目撃したようなシーンを経験する必要はないはずだ。我々は、これらの受け入れがたい問題の原因について正式に調査を要請した」

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