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荻原拓也の鋭いクロスからOG誘発…“昇格組”京都がJ1王者を撃破! 川崎Fの2連敗は18シーズン以来、1485日ぶり

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京都がJ1王者から大金星

[5.29 J1第16節 京都 1-0 川崎F サンガS]

 J1リーグは29日、各地で第16節を開催した。12位京都サンガF.C.はホームで首位川崎フロンターレと対戦し、1-0で勝利。今季J2から昇格してきた京都が、昨季のJ1王者・川崎Fを破る大金星を挙げた。前節、湘南ベルマーレに大敗を喫していた川崎Fは、2018シーズンの第12節・浦和レッズ戦、第13節・FC東京戦以来となる1485日ぶりの2連敗となった。

 ここ6戦勝利のない京都と3試合ぶりの勝利を目指す川崎Fの一戦は、互いに最終ラインからボールを繋ぎ前進を図る。前半15分には京都のDFラインのパスミスを見逃さなかった川崎FのFWレアンドロ・ダミアンがボックス内でフリーでシュートを放つも、ここはGK上福元直人が体を張ってゴールを死守した。

 1点が遠い両チーム。前半36分には川崎FがFW宮城天の左サイドからのクロスにL・ダミアンが走り込んだが、合わせられず。対する京都も同44分にコーナーキックのこぼれ球からFW山田楓喜が左サイドからクロスを送ると、左足から蹴り込まれたボールが直接ゴール方向へ。GKチョン・ソンリョンが掻き出して難を逃れた。

 互いに決定打に欠け、スコアレスで前半を折り返すと、後半5分には川崎Fに決定機が生まれた。右サイドからMF脇坂泰斗がゴール前に低弾道のクロスを送ると、ファーサイドから入ってきたFWマルシーニョがフリーでシュート。しかし、当てそこなったシュートはゴール左に外れてネットを揺らすことはできなかった。

 京都も後半7分にゴール前でチャンスを迎えるも、左サイドを駆け上がったDF荻原拓也のクロスに合わせたFWピーター・ウタカのシュートは、枠を捉えることができず。それでも、ホームの京都が先にスコアを動かす。

 後半15分、左サイド高い位置でボールを受けた荻原がペナルティーエリア内に強引に切り込むと、ニアサイドのFW宮吉拓実にパス。宮吉が合わせることができなかったボールがファーサイドに流れると、クリアを試みたDF佐々木旭の右足キックがそのままゴールラインを割り、オウンゴールとなった。

 先制に成功した京都は、そこから攻勢を強める。後半18分にはMF川崎颯太が前線にボールを入れると、宮吉が頭で落としたボールにウタカが走り込みシュート。しかし、川崎FのDF谷口彰悟が先にボールに触り、振り切ることができなかったシュートは威力が伝わらず、ゴールカバーに入った佐々木の好クリアにも遭い、追加点とはならなかった。

 1点を追う川崎Fは、途中出場のMF家長昭博が攻撃の起点となり、FW知念慶をターゲットにゴールを狙うも、同点弾を生むことができない。京都は試合終盤に猛攻を受けるも、上福元を中心にゴールを死守。1-0で勝利を収めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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