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3点先取の柏、反撃を1点におさえてホームで8年ぶりに清水から勝ち点3

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FW細谷真大の今季6点目が決勝点に

[5.29 J1第16節 柏3-1清水 三協F柏]

 29日、J1第16節が各地で開催され、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソル清水エスパルスが対戦。MFマテウス・サヴィオ、FW細谷真大、DF大南拓磨のゴールで先行した柏が、清水の反撃をDF片山瑛一の1点に抑えて、3-1で勝利した。

 ホームの4位・柏は、3試合連続で同じスターティングイレブンでスタート。来月ウズベキスタンで開催されるU23アジア杯に臨むU^21日本代表に選出された細谷、GK佐々木雅士が揃って先発した。アウェーの16位・清水は、前節・FC東京戦(●0-3)のスタメンから3選手を入れ替え。DF岸本武流とMF西澤健太が今季初、MF中山克広は4試合ぶりに先発入りをはたした。[スタメン&布陣はコチラ]

 最初のシュートは柏の細谷だった。立ち上がり3分、中盤で清水DFと入れ替わってマイボールにすると、そのまま持ち上がって左足でミドルシュートを狙うが、枠を外れてしまう。

 柏のペースで試合が推移する中、背番号10の個人技で先制点を奪う。13分、最終ラインのDF上島拓巳が左サイドのDF三丸拡へと展開すると、三丸はダイレクトで前線のFW小屋松知哉へつける。小屋松からのリターンを受けた三丸から、MF戸嶋祥郎、マテウス・サヴィオへとわたると、マテウス・サヴィオは切り替えしてDFを1枚かわすと、中央にドリブルして左足を一閃。鋭いシュートは日本代表GK権田修一も及ばず、柏がスコアを動かした。

 前半23分には、三丸の右CKから上島が頭で合わせる。シュートはゴールポストに弾かれ、MF椎橋慧也の目の前にこぼれたが、ゴールに押し込むことはできなかった。

 清水は失点の2分後に、岸本のクロスにファーサイドのFWチアゴ・サンタナが頭で合わせたが、枠を捉えきれず。前半24分の飲水タイム以後は、清水がボールをまわす時間を増やしていく。ところが、この日2点目もホームの柏に生まれる。39分、清水に中盤でボールを奪われもパスミスから奪い返すと、DF古賀太陽は前線にスルーパス。細谷はDFを背負いながらもGKとの1対1を制して、ゴール右隅に左足で流し込んだ。

 0-2とされた清水は、ハーフタイムに2枚替え。中山と西澤を下げてFWベンジャミン・コロリとU-21日本代表MF松岡大起を投入した。

 後半最初のチャンスは柏に訪れる。8分、右サイドから仕掛けると、大南、小屋松とつないで最後は細谷が右足で狙うも、ゴールポスト左へとそれてしまう。

 ピンチを防いだ清水は9分、DF立田悠悟の縦パスに反応したベンジャミン・コロリが柏DFラインの裏へと抜け出すと、GK佐々木をかわして浮き球のシュートを狙うも、DF高橋祐治がカバーに入ってCKへと逃れた。

 後半13分、戸嶋のミドルシュートから得た左CKで、ショートコーナーから小屋松のクロスを上島がヘディング。細谷がトラップしたボールを大南が蹴り込んで3-0と、リードを広げる。

 3点目を献上した後に、チアゴ・サンタナと岸本を下げて、FWオ・セフンと片山をピッチに送り込んだ清水は、投入から4分後の19分、DF鈴木義宜のロングフィードを片山がペナルティーエリア内で胸トラップで処理すると、三丸と競り合いながらもニアサイドを抜いて、1点を返した。

 勢いに乗る清水は、27分には自陣からのロングボールにオ・セフンが抜け出し、GKとの1対1を創出するも、GK佐々木の好守にあってしまう。さらに35分、清水はMF白崎凌兵に代わって入ったMF後藤優介が、立田の自陣からのフィードに抜け出して一気にシュートまで至ったが、GK佐々木に妨げられてしまう。

 押し込まれる時間が続く柏は、細谷と戸嶋を下げて、FW森海渡とMF大谷秀和を投入。清水の猛攻にさらされながらも、その後の反撃を抑えて、3-1で勝利を飾り、勝ち点を27にのばしている。柏はリーグでの清水戦の勝利は2014年の第33節以来8年ぶり。対する清水は、リーグ3連敗となってしまった。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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