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追撃弾で10ゴール一番乗りも…鹿島FW上田綺世「試合に負けたのでそれが全て」

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鹿島アントラーズのFW上田綺世

[5.29 J1第16節 FC東京 3-1 鹿島 味スタ]

 J1リーグ最速の10ゴール到達にも、満足した様子はなかった。鹿島アントラーズのFW上田綺世は1-3の敗戦に終わったFC東京戦後、自身のゴールへの質問にも「今日の試合に負けたのでそれが全て」と淡々と答えた。

 0-3で迎えた後半9分、上田は4-4の死闘を演じた前節の鳥栖戦を彷彿とさせる追撃の口火を切った。左サイドをMFアルトゥール・カイキが突破し、グラウンダークロスが送り込まれると、MF和泉竜司がフリックしたボールに右足一閃。完璧なインパクトでゴール左隅を撃ち抜いた。

 このゴールにより、得点ランキング2位のFWピーター・ウタカに2点差をつけ、リーグ最速で二桁ゴールに到達。上田にとっては3シーズン連続での達成となった。

 それでも3失点で敗れた試合後、上田に笑顔はなかった。「あくまで勝つために点を取りに行っているので、シーズン通して何点とか、何年連続とかは考えていない」。そう心境を明かした23歳は「3失点した以上、4得点しないといけなかった試合だったし、じゃないと勝てない。前回の試合は4-4なのでもう1点取らないといけなかった。それがFWの仕事」ときっぱり。
勝利のためのゴールに目を向けていた。

(取材・文 竹内達也)
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