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「コウをメンバーに入れたかったが…」シャルケ、板倉滉の退団を発表

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シャルケを退団するDF板倉滉

 シャルケは31日、日本代表DF板倉滉の退団を発表した。

 19年1月にマンチェスター・シティに完全移籍した板倉。加入と同時にオランダのフローニンゲンに期限付き移籍して3シーズンを過ごすと、今季からシャルケへと期限付き移籍していた。

 加入直後から出場機会を得た板倉は、すぐさま先発に定着。最終ラインやボランチとしてプレーするなど、リーグ戦31試合4得点の記録を残し、クラブの1部昇格&2部優勝に大きく貢献した。

 シャルケは板倉の能力や人間性を高く評価。「情熱的で質の高いパフォーマンスで、シャルケファンの心の特別な位置を占めた」「素晴らしい人物で、昇格と優勝への道のりで重要な役割を果たした」「ピッチ上で傑出した選手の一人であったことは、誰も疑う余地がない」など賛辞を並べつつ、「経済的な理由」で買い取りオプションの行使を断念したことを明かしている。

「コウをブンデスリーガのメンバーに入れたかったが、経済的な理由でそれは叶わなかった。多くのチームプランの決定が必要なこの時期に、買い取りオプションを行使することはできなかった。金銭的な支出が大き過ぎ、予算をオーバーしてしまうからだ」

 クラブは板倉の惜別のコメントも紹介。「シャルケでプレーを続けたかったし、皆と別れるのは寂しいけど、この決断の裏にある事情は理解しています」と語りつつ、「シャルケで過ごせたことに本当に感謝しています。フェルティンス・アレーナでの試合や時間は僕にとって特別なものだった。ファンの皆さんは素晴らしい雰囲気を作り出してくれ、大きな家族の一員になれた気分でした」と感謝を伝えている。

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