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柏が高橋豪快ミドルでJ1の意地!筑波大は神戸内定MF山内の突破などでチャンス作るも…

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柏レイソルが筑波大を1-0で下した

[6.1 天皇杯2回戦 柏1-0筑波大 柏]

 天皇杯2回戦で柏レイソル筑波大を1-0で下した。22日に行う2回戦では徳島ヴォルティスと対戦する。
 
 2回戦からJ1クラブも参戦。三協フロンテア柏スタジアムでは柏と、1回戦でブリオベッカ浦安をPK戦の末に下して勝ち上がってきた茨城県代表の筑波大が激突した。

 3-5-2のシステムの柏は、GK松本健太。3バックは右からDF高橋祐治、DF上島拓巳、DF古賀太陽。右WBに大南拓磨。左WBに筑波大OBの三丸拡。中盤3枚はアンカーにMF椎橋慧也が入り、右にMFドッジ、左にこちらも筑波大OBのMF戸嶋祥郎。2トップはFW小屋松知哉と昨年まで筑波大蹴球部でプレーし、卒業を待たずにプロ入りしたFW森海渡が務めた。

 一方の筑波大のシステムは3-6-1。GK高山汐生に、DFラインは右からMF福井啓太、DF森侑里、1年生DF諏訪間幸成。右WBにDF三浦雅人、左WBにDF鈴木瑞生が入り、中盤でDF山内翔とMF竹内崇人がダブルボランチを組む。MF角昂志郎と柏U-18出身のMF田村蒼生がシャドーポジションを務め、1トップにはFW和田育が入った。

 序盤から緊張感の張り詰める展開になった。チャンスの数で上回ったのは柏。前半14分に三丸の左クロスから森がエリア内に侵入。しかしこれは諏訪間の好スライディングブロックに遭い、シュートまで持ち込めない。直後にあったCKの流れの混戦も筑波大DFの体を張った守備に防がれると、同42分にはまたも三丸の左クロスから好機が生まれるも、走り込んで合わせたドッジのシュートはGK高山の好セーブに防がれ、こぼれ球を拾った森も蹴り込むことが出来なかった。

 ハーフタイムに柏は森に代えてFW真家英嵩。すると後半5分にあった小屋松の決定機は防がれてしまうが、同14分に高橋が右足で豪快ミドル。これがゴール左隅に見事に突き刺さり、柏が待望の先制に成功した。また柏は同19分に戸嶋に代えてMF中村慶太を投入し、更なる追加点を狙いにいった。

 筑波大もカウンターから何度かチャンスを作る。特に田村が小気味好いドリブルから何度もエリア内に侵入。しかし後半25分に左サイドからドリブルで侵入した場面は、シュートが相手DFにブロックされる。同29分には神戸への入団が内定する山内が中盤で巧みなドリブル突破を図るが、プロ選手の激しいチャージに止められてしまった。

 後半36分にも筑波大は山内の突破からゴール正面の位置でFKを獲得。しかし竹内の狙ったシュートは壁に当たり、得点にはならない。同40分からDF遠藤海斗とDF安藤寿岐を、同44分からFW栗原秀輔とMF加藤玄を入れてリズムの変化を求めたが、最後まで柏のゴールネットを揺らすことは出来なかった。

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