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示したプロの実力…柏GK松本健太「毎日ブレずにやってきたことが今日のプレーに繋がった」

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公式戦2試合目の出場となったGK松本健太

[6.1 天皇杯2回戦 柏1-0筑波大 柏]

 柏レイソルのゴールマウスを守ったGK松本健太は、大学生がプロを相手に無我夢中で立ち向かってくる姿に「懐かしい」と感じたという。「とにかく内容というより、勝つんだという思いで臨んでいました」。筑波大にジャイアントキリングを許さなかったことに、まずは胸をなでおろした。

 東洋大出身で、20年に高校時代までを過ごした柏でプロ生活をスタートさせた松本だが、GKは特殊なポジション。GKキム・スンやGK佐々木雅士といったハイレベルなGKが在籍することもあって、過去2年間は出場なし。今年に入ってようやく、3月26日のルヴァン杯・鳥栖戦でデビューを飾っていた。

 なかなかチャンスが巡ってこなかったが、「毎日ブレずにやること」を心掛けていたという。公式戦2試合目の出場となったこの日は、後半2分にMF田村蒼生に突破から許したシュートを好セーブで防ぐ場面があった。「苦しい時間を過ごしてきたけど、毎日ブレずにやってきたことが今日のプレーに繋がったと思います」。“マツケン”がプロ選手として培った実力をしっかりと見せつけた。

(取材・文 児玉幸洋)
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