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[MOM3876]丸岡FW川下恭太郎(2年)_「チームを助けられる存在に」と気合、“有言実行”の1G1Aで決勝へと導く

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突破を狙う丸岡高FW川下恭太郎(2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.4 インターハイ福井県予選準決勝 丸岡高 4-2 福井商高 テクノポート福井]

 丸岡高にとっては、ビハインドからスタートした試合。スピードに乗ったドリブルを生かしたプレーが魅力のFW川下恭太郎(2年)は、右サイドから仕掛けてクロスをあげ、早々に振り出しに戻す得点をアシスト。終盤には、チームにとっての4点目を奪い、追いすがる福井商を突き離して勝利をより確実なものにした。

 今年から試合に出場できるようになった川下は、「足の速さを生かせるよう、スピードを保ったドリブルから相手をかわしたりクロスを上げたりできるよう、日頃の練習から意識してやってきていた」という。これまで積み重ねてきたもので、この日の苦しい試合を好転させることができた。

 小阪康弘監督は、「今大会前に、川下は感染症の待機の兼ね合いで、部活を休まざるを得ない時期があった。チームに戻ってきた時はいまひとつ調子が上がらない感じではあったけれど、どんどん調子を上げてきてくれ、今日の試合ではしっかりとチームを勝たせてくれた」とこの日の活躍を讃えている。

 川下は「試合の経験数で、成長できているように感じている」と振り返り、素直に「点の取り合いになってしまったけれど、最終的に自分が点を取って勝利に導けたことはうれしい」と表情をほころばせた。

 準決勝では「チームを助けられる存在でありたい、と気合が入っていた」川下は、決勝戦に臨む際もその気持ちは変わらない。「ドリブルで相手を抜いたり良いクロスを上げたりももちろんだけれど、一番したいのは点を取ること」(川下)。準決勝にも勝る気合で、決勝戦に臨む。

(取材・文 前田カオリ)
●【特設】高校総体2022

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