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カタールW杯出場国チュニジア、キリン杯初戦で南米チリを2発撃破!! 日本が勝てば決勝で激突へ

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[6.10 キリン杯 チリ 0-2 チュニジア]

 キリンカップが10日、ノエビアスタジアム神戸で開幕戦を行い、チュニジア代表チリ代表を2-0で下した。このあと午後6時55分キックオフの一戦で日本代表がガーナ代表と対戦し、勝てば決勝戦でチュニジアと、負ければ3位決定戦でチリと対戦する。

 日本、ガーナ、チュニジア、チリが参戦するキリンカップ。午後3時15分キックオフの大会初戦では、カタールW杯アフリカ予選を勝ち抜いた本大会出場国のチュニジアと、南米予選を7位で敗退したチリが激突した。この試合は今季から国際主審になった谷本涼主審が担当し、これが国際試合デビューとなった。

 序盤から試合を握ったのはチリ。元世代別イングランド代表の左ウイングFWブレアトン・ディアスがボールをキープしてカウンターの起点となり、ゴール前にたびたび顔を出していた。それでもチュニジアもカウンターで応戦。両サイドバックのDFアリ・エラブディ(カーン)、DFモハメド・ドレーガー(ルツェルン)が積極的にオーバーラップし、チリの最終ラインを揺さぶっていった。

 チリは前半37分、この試合で初めてのビッグチャンスを迎えた。左サイドを駆け上がったDFエウヘニオ・メナ(ラシン・クルブ)のグラウンダークロスにB・ディアスが反応し、決定的なシュートを放つが、GKアイメン・ダーメン(スファクシアン)がスーパーセーブ。跳ね返りをFWホアキン・モンテシノス(ティフアナ)が狙ったが、大きく枠を外れた。

 すると前半41分、チュニジアが得意の形から試合を動かした。カウンター気味の攻撃から左サイドをドレーガーが駆け上がると、そこを囮に使って中央を経由し、右サイドに展開。遅れて攻め上がったドレーガーが鋭いクロスボールを送り、ゴール前に飛び込んでいたエラブディがダイビングヘッドで突き刺した。

 1-0でハーフタイムを迎えたチュニジアは後半9分、またもサイドに広く振った攻撃からFWセイフェディン・ジャジリ((ザマーレク))が決定的なシュートを狙ったが、こちらもGKサカリアス・ロペス(デポルテス・ラ・セレナ)のスーパーセーブに阻まれる。対するチリは同31分、メナのクロスにFWロニー・フェルナンデス(ウニベルシダード・デ・チリ)が頭で合わせたが、惜しくも枠を外れた。

 チュニジアは後半34分、MFナイム・スリティ(アル・イテファク)に代わって10番のMFハンニバル・メジブリ(マンチェスター・ユナイテッド)を投入。19歳の期待の新星が日本のピッチに登場した。

 チュニジアは後半40分、FWイサム・ジェバリがロングフィードに抜け出し、左足で力強いシュートを突き刺すが、これはオフサイドの判定。それでも同45分、細かい崩しで右サイドを崩すと、I・ジェバリが落ち着いて流し込み、リードを2点に広げた。

 後半アディショナルタイム、チリはチュニジアのハンドでPKを獲得したが、FWディエゴ・バレンシア((ウニベルシダード・カトリカ)のキックはチュニジアのGKダーナンがまたしてもスーパーセーブ。試合はそのままタイムアップを迎え、チュニジアが決勝進出を果たした。

(取材・文 竹内達也)
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