[6.10 キリン杯 日本-ガーナ ノエスタ]

　MF久保建英(マジョルカ)が10日、キリンカップ初戦のガーナ戦で、待望の日本代表初ゴールを決めた。A代表デビューから苦節3年1日での達成。後半28分、左サイドを突破したMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)からのパスを左足ダイレクトで決めた。

　久保は2019年6月9日のキリンチャレンジカップ・エルサルバドル戦でA代表デビュー。デビュー当初は18歳だったこともあり、最年少ゴールの樹立も期待されていたが、東京五輪活動によるA代表招集外や新型コロナウイルスで国際試合が中止となった影響もあり、ここまで3年間にわたってノーゴールが続いていた。

　A代表通算17試合目でようやく待望の初ゴール。今月4日の取材対応では、自身の代表キャリアを振り返って「今ごろ(W杯の半年前)は代表のスタメンで出ていないといけないなというのは去年のいまくらいにあった。このまま行くかなと思った矢先、ゼロからのスタートになってしまって、計算と合わないと思っている僕もどこかいる」と葛藤も明かしていた21歳にようやく歓喜の時が訪れた。

　日本は久保のゴールにより、ガーナに3-1でリードしている。

(取材・文　竹内達也)

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