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[MOM3898]岡山学芸館DF田口大慎(3年)_会心の一撃に歓喜の雄叫び!! “持ち味”発揮で決勝弾

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決勝点を奪った岡山学芸館高DF田口大慎(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.11 インターハイ岡山県予選準決勝 岡山学芸館高 5-1 関西高 岡山県笠岡陸上競技場]

 前半9分に先制しながらも同14分に追い付かれ、競り合いに持ち込まれそうになっていた岡山学芸館高だが、同24分に再びリードを奪った。右サイドで得たFKをMF岡本温叶(3年)がファーサイドへ蹴ると、フリーで走り込んでいたDF田口大慎(3年)がヘッドで合わせてゴール。雄叫びを上げて会心の一撃を喜ぶヒーローの下に、チームメイトが次々に駆け寄って喜びの輪ができた。

「これまでセットプレーでボールが来ても枠を外してしまい、全然決めることができませんでした。(岡本)温叶から良いボールが来たので『来た!』と思って押し込んだ」と振り返る。前半14分の失点はGKとの意思疎通が乱れ、GKがクリアしようとしたボールが寄せてきた相手FWに当たって決められたもの。「自分のサイドで決められてしまった。チームが気落ちしていたので、決めることができてよかった」と、前半のうちに再びリードした貴重な得点を喜んだ。

 優勝した今年2月の新人戦では出場機会を得ていたものの、その後にレギュラーから外れ、Bチームでのプレーも経験した。そこから巻き返し、プリンスリーグ中国で定位置を奪回。最終学年にして「予選のトーナメントで試合に出るのは初めて」という状況でチームの危機を救い、「クリアミスなどもありましたが、しっかりカバーしながら守れた」と手応えをつかんだ。

 高原良明監督が「空中戦に強い」と語る持ち味を、12日の決勝でも発揮するつもりだ。2大会連続のインターハイ出場に向けて「自分の武器であるヘディングを生かし、勝利に貢献したい」と決意を新たにしていた。

(取材・文 石倉利英)
●【特設】高校総体2022

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