ベガルタ仙台は15日、「ベガルタ仙台を応援いただくすべてのみなさまへ」と題したリリースを発表し、「あらためて2つお願いさせていただきたいことがございます」と伝えた。

　J2リーグ21試合終了時点で、首位・新潟を勝ち点2差で追う2位と好位置につける仙台。1年でのJ1復帰に向け、これから始まる後半戦に向けて、「良いときも悪い時もクラブに関わるすべてのみなさまが同じ方向を向いて、心を一つにすることが何よりも大きな力になると考えております」とコメントし、「目標を実現するために、新たな気持ちで後半戦に臨みます」と意気込みを示した。

　一方で、「昨今のスポーツ界を取り巻く状況から、あらためて2つお願いさせていただきたいことがございます」と伝え、「差別的言動や誹謗中傷の禁止」と「観戦ルールの遵守」の2つをお願いしている。

「昨今SNS等で特定の人物に心ない言葉が浴びせられる事態を多くの報道で目にします。差別的言動や誹謗中傷は、いかなる理由があっても許されません。ファン・サポーター同士はもとより、真摯にプレーしている選手やスタッフをおとしめる言動は正当化されるものではなく、自身が発することはもちろん、他人の書き込みや投稿を拡散することも、民事や刑事上の責任を問われる可能性がございます。SNSで発信される情報の信ぴょう性をよく確認し、冷静な投稿にご留意ください」

「試合にはさまざまな目的で、世代、性別、国籍などを問わず、多くのお客さまがご来場しており、みなさまが安全で快適に観戦できるよう、ルールを定めております。自分たちの目的や利益だけを求めて、そうしたルールを逸脱することは、フェアプレー、リスペクトの精神からかけ離れたものになります」

　そして、2つのお願いに関して、看過できない事象が発生した場合、「当クラブは断固たる決意をもって、入場拒否、退場命令といった措置や法的措置を講じてまいります」と伝えると、「新型コロナウイルス感染症の発生以降、観戦スタイルは試行錯誤を繰り返しながら、ようやく以前のような活気をとり戻しつつありますので、あらためまして、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします」と続けた。

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