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“休職中”ギグス監督がウェールズ代表指揮官を辞任「名誉だった」、FAW「最善の決断に感謝の意を表する」

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ライアン・ギグス

 ウェールズ代表のライアン・ギグス監督が辞任を発表した。イギリス『BBC』が20日に伝えている。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッド一筋で活躍したギグス氏は、引退後に指導者に転身。2018年1月にウェールズ代表監督に就任するも、20年11月に当時の恋人、ケイト・グレビルさんへの暴行容疑で逮捕されていた。

 当初、昨年の1月に行われるはずだった裁判は、諸事情により今年の8月に延期。本人はここまで無罪を主張しているものの、休職中となっている。ウェールズ代表は、ギグス氏に代わりチームを率いたロバート・ページ監督代行のもと64年ぶりにワールドカップ出場の切符を獲得。“前監督”は母国の飛躍を願い、退くことを決断した。

 英メディアによると、ギグス氏は個人的に声明を発表し、監督辞任を報告。「母国の監督を務めることは名誉であり特権だった。しかし、ウェールズサッカー協会(FAW)、コーチングスタッフ、そして選手たちは、監督の地位について憶測をすることなく、確実に、明確に、大会に向けて準備するのは正しいことだ」と語っている。

 また、FAWもギグス氏の発言を受けて声明を発表。「ライアン・ギグス氏が代表監督を務めたこと、ウェールズ・サッカー界にとって最善の決断をしてくれたことに感謝の意を表する」とコメントを伝えた。

 ウェールズ代表は11月に行われるカタール・W杯でイングランド代表、イラン代表、アメリカ代表とグループリーグを戦う。

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