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浦和、大槻毅監督率いる群馬に敗れる…カウンター一発に沈み、天皇杯で下剋上許す

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[6.22 天皇杯3回戦 浦和 0-1 群馬 正田スタ]

 天皇杯は22日、各地で3回戦を行い、正田醤油スタジアム群馬では前年度王者の浦和レッズ(J1)とザスパクサツ群馬(J2)が対戦。前半35分に群馬が先制すると、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収めて4回戦進出を決めた。

 19年途中から20年まで浦和を率いた群馬の大槻毅監督にとって、古巣との一戦となった。両チーム通じてのファーストシュートは前半10分。DF岩波拓也、MF江坂任が縦パスを通すと、左サイドでMF関根貴大がボールを受ける。カットインから右足で狙うもシュートは枠を捉え切れなかった。

 前半30分には浦和がセットプレーからゴールを脅かす。CKを得ると、江坂が蹴り出したマイナスのパスにDFアレクサンダー・ショルツが反応。右足で捉えたシュートがゴールを襲ったが、GK櫛引政敏の守備範囲に飛んでしまった。

 すると前半35分に群馬がカウンターから先制に成功。スルーパスから右サイドを駆け上がったDF岡本一真が送ったグラウンダーのクロスがファーサイドまで流れるが、MF天笠泰輝が体を張ってつなぐと、最後はFW高木彰人が右足のシュートをねじ込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った浦和は後半に入ると圧力を強める。後半6分には左サイドから切れ込んだMF大久保智明がMF伊藤敦樹とのパス交換でPA内に侵入。左足から鋭いシュートを放ったものの、ボールはクロスバーを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 その後も選手交代を行うなど、流れを引き寄せようとした浦和だったが、最後まで群馬ゴールをこじ開けられず。逃げ切った群馬が1-0の完封勝利を収め、下剋上を起こした。

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