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日本vs中国 試合後の森保一監督会見要旨

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日本代表の森保一監督

[7.24 E-1選手権 日本0-0中国 豊田ス]

 日本代表は24日、EAFF E-1選手権第2戦で中国代表と対戦し、0-0で引き分けた。

以下、試合後の森保一監督の会見要旨

森保一監督
「結果的に勝てなかったところは反省しないといけないが、プレーしてくれた選手たちは準備段階を含め、今日の試合でできる最大限のチャレンジをしてくれたと思うので、そこは評価したい。試合の流れの中で先に1点決めるチャンスは多く作れたと思う。決めきれなかった部分は次の韓国戦に向けて課題としてチームで取り組み、韓国戦ではゴールを決めて勝利できるようにしたい」

―攻撃面の課題は。
「ノッキングする場面、意思疎通がうまくいかずつながらなかった場面はあった。次の試合に向けて改善しないといけない。香港戦から総入れ替えをした中、香港戦では6点を奪って勝てたが、勝った負けたの結果で見るところ以外の部分では、前半のボールの動かし方は一戦目よりチームとして意思統一して動かせていたと思うし、ロストの数も今日のほうが少なかった。3戦目はよりクオリティーを上げてチームとして取り組みたい」

―韓国戦のメンバーは香港戦の先発がベースになるのか、この2試合をミックスするのか。
「中2日も考慮して、今日の第2戦までを振り返ってミックスという形にするか、コンディションを見て第1戦のメンバーを中心にするかは考えていきたい」

―右サイドに比べて左サイドが機能していないように見えた。
「サイドハーフの2人に関して言うと、宮市は基本的にワイドの位置から背後を取っていき、インサイドの小池やボランチ、トップ下が絡んでいくイメージは持っていた。得点に至ってもおかしくないプレー、相手にダメージを与えるプレーができていた。森島に関しては、右サイドがよりワイドに開くことが多くなるので、彼の持っている中間ポジションで起点になり、時折ワイドに開くということで、予想通りの試合展開のプレーだった。佐々木、野津田、森島のところでチャンスはそこまで多く作れなかったかもしれないが、右サイドでよりチャンスを作る、突破する攻撃ができていたので、右肩上がりにプレーするところは問題ないと思っていたし、そういう展開になるかなと思っていた」

―杉岡を左サイドバックで途中出場させた意図は?
「左サイドで起点になって、そこから縦パスを入れる、あるいはサイドからの攻撃で1戦目のようにクロスを入れてもらうことも狙いとして投入した」

―こうしておけばよかったということはあるか。
「こうしておけばよかったというのはまったく思っていない。結果的に勝てなかったので、今日の試合での目標は結果として出せなかったが、反省しないといけないのは最後どう決めるかという部分。そこはサッカーではあり得る展開なので、今日出てくれた選手たちは今持っている最大限の個の力を出してくれたと思うし、今日初めて組む選手たちとの連係連動の部分においてもチームとしてのつながりは出してくれたと思うので、後悔はない」

―脇坂が後半消えていたように見えたが
「見方はそれぞれだと思うが、私は彼が消えていたとは思っていない。起点になってチャンスメイクしてくれたし、中国の守備が集中力が高くなっていたところで攻撃自体は難しくなっていた」

―韓国戦に向けては。
「E-1選手権の優勝を狙っているし、そこは変わってない。今日勝っていたとしても、最後、韓国に勝たなければ優勝できないと思っていた。(韓国と)引き分けでの優勝はなくなったが、韓国に勝って、E-1選手権に集まってくれた選手、スタッフ、サポーターと喜びを分かち合える勝利をつかみ取りたい」

―守備では2試合連続で無失点だった。
「ハードワークする部分、連係連動して相手をリズムに乗せない守備の部分、守から攻への切り替え、縦を使った攻撃と、短期間の中で選手は使い分けてくれている。今日奪えなかった得点を奪って、韓国に勝利したい。いい守備からいい攻撃ということで、選手は結果として守備の部分は出してくれている。次は攻撃で得点を奪って、勝利、そして優勝をつかみ取りたい」

―アンカーでもいい中盤のメンバー構成だったが、ダブルボランチにした意図は。
「アンカーポジションを置いてこの試合を戦うことも考えていた。試合中、ダブルボランチに見えたかもしれないが、野津田か橋本拳人の2人のうちどちらかがアンカーのポジションに入ってセンターバックと三角形を作り、一人はより攻撃に参加できるようにということで選手たちには話していた。ダブルボランチに見えたかもしれないが、状況によっては一人がより高い位置で攻撃に関わっていく部分は試合中に可変しながら作っていくことを準備して臨んだ。最初からアンカーポジションを作ることも考えたが、野津田も橋本も両方とも推進力を持っているので、ダブルボランチから一人が前に絡んでいくことで4-1-4-1の形に持っていければと思っていた」

―今日の引き分けから選手にはどんなことを期待したいか。
「アジアでは絶対に勝って終わりたいというところで、プライドと責任を背負って戦わないといけないが、自分たちがどれだけ頑張っても結果につながるかどうかは選手たちにも我々にも分からない。選手たちには勝てなかった悔しさは次の韓国戦に向けてパワーに変えてほしいし、何がダメだったかというと、最後決めたか決めなかったかという部分。早い時間に1点入っていれば、香港戦と同じような結果になっていたかもしれないし、内容的にもほとんど相手にチャンスを与えていない。ただ、決めなければサッカーは勝てないので、ゴールを決める気持ちとクオリティーを上げて韓国戦に臨みたい。選手たちもいろんな反省があると思うが、一人ひとりが悔いのある戦いをしたかというと、今の最大限を発揮してくれたと思う。今日の結果を受け止めて次に向かってほしい」

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