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何度も迎えた決定機…脇坂泰斗「決め切るところが足りなかった」

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MF脇坂泰斗(川崎F)

[7.24 E-1選手権 日本0-0中国 豊田ス]

 U-23世代が大半を占める中国を崩し切れず、痛恨のスコアレスドローに終わった日本代表。トップ下で攻撃を前進させる役割を担い、多くのフィニッシュにも顔を出したMF脇坂泰斗(川崎F)は現実を見つめるしかなかった。

「結果が一番求められるゲーム。チームとしても個人としても、チャンスがなかったわけではなかったので、決め切るところが少し足りなかった」。脇坂は前半9分、ペナルティエリア右からの強烈なシュートがGKに弾かれると、同16分の決定機で放ったシュートはわずかにゴール左へ。同21分、FW宮市亮からのラストパスを細かいスペースで受けるも、シュートは力なくGKの正面に向かい、次々に訪れたビッグチャンスを活かすことができなかった。

 その後も日本は相手を深く押し込み続けたが、密集して守る相手に人数をかけて攻め手をうかがうも、フリーでシュートを放つ場面はなかなかつくらせてもらえず。「押し込んでいる展開が多かったので、ゴール前に人数をかけたほうがいいと考えた。橋本選手、野津田選手に自分から前に来てくれと言っていた」。スモールスペースの打開に活路を見出した中、「近くに入ったところでワンツーとか、もっと引きつけて外とかがもう少し必要だったかなと思う」と課題を述べた。

 最終戦の韓国戦までは中2日。脇坂は「もう次の試合に切り替えているので、チャンスをもらえるように、まずリカバリーしていい準備をしたい」と前を見据えていた。「声をみんなで掛け合っていたし、サッカーというものは次に進みながら修正しながらやっていくものだと思う。みんなそれが常に染み付いている。よりパワーを出していくためにロッカーではそういった声が多かった」。そうした“切り替え”への意識はチーム全体の総意のようだ。

「チャンスがなかったわけではないので、そこを個人個人一人一人が決め切れるようにすること。もっとチャンスを作り出せるように合わせるところをトレーニングから話し合うのもそうだし、チャレンジして、失敗したら解決策を見出したい。。チャレンジしないことには始まらない。トレーニングから積極的にやっていきたい」(脇坂)

 韓国が2連勝を果たした中、1勝1分の日本が逆転優勝できる条件は勝利のみ。運命の日韓戦へ、脇坂は「森保監督からも次が大事という言葉もあったし、チーム全員で切り替えて、全員で戦って優勝したい」と決意を示した。

(取材・文 竹内達也)

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