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[MOM3948]東山GK佐藤瑞起(3年)_指揮官も賛辞…後半の猛攻へとつなげた守護神の踏ん張り

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東山高(京都)GK佐藤瑞起(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.25 総体2回戦 帝京長岡 1-4 東山 JAアグリあなん運動公園陸上競技場]

 令和4年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会男子の部は、25日に2回戦が行われた。前回大会ベスト8でシードとなっていた東山高(京都)は、この2回戦が初戦だった。

 福重良一監督は「初戦だったのでどういう入りができるかな、というところだったけれど、入り自体は悪くなかったが最初のチャンスを逃し、逆にやられてしまった」と前半を振り返る中で、相手を圧倒する後半戦に繋がるポイントになった部分をこのように語った。

「前半のうちに、もう1失点していてもおかしくなかった。キーパーがしっかり守ってくれたおかげで、後半に繋がった」

 東山の守護神としてピッチに立ったのは、GK佐藤瑞起(3年/セレッソ大阪U-15)。インターハイ初戦での佐藤は落ち着いた様子でプレーしていたように見受けられたが、福重監督の目には「キックがすごく悪かった。彼の場合、去年も一昨年も出場しているからこそ責任感を持っているだろうから、それが空回りしてしまったのかな」と見えたという。だが、「1対1の場面ではしっかり失点を防いでくれた。日頃は前線の選手に注目が集まるけれど、今日の勝利は彼の守備があってこそ」だと、帝京長岡に追加点を許さなかった佐藤の活躍を讃えた。

 昨年の悔しい結果も含めた豊富な経験を生かし、東山を高みへ連れていく守護神になることを期待したい。

(取材・文 前田カオリ)
●【特設】高校総体2022

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