[7.27 E-1選手権 日本 3-0 韓国 豊田ス]

　選手、コーチ、スタッフへの感謝を述べ、その労をねぎらった。準備期間がほとんどない中、国内組のみの急造チームで戦った3連戦。2勝1分、9得点無失点という戦績で4大会ぶり2回目のE-1選手権優勝を飾った。

　日本代表の森保一監督は試合後の記者会見で「初めて組む選手も多い中、この短期間で選手がオンザピッチでもオフザピッチでもコミュニケーションを取り、絵を合わせてくれたことがいい結果につながったと思う」と選手を称えるとともに、「選手が同じ絵を持てるようにコーチ陣が最善の努力をしてくれた。チームスタッフも代表活動の経験が浅い選手たちをサポートしてくれて、良いチームを作ることができた」と感謝した。

　W杯に向けた国内組のラストサバイバルであると同時に、優勝という結果も求めた。招集した26人全員を起用し、うち23人が先発した。今大会のメンバーからカタールW杯の登録メンバー26人に食い込む選手は現れるのか。森保監督は「W杯のメンバーとして候補に入る選手は何人もいた」と話す一方、「メンバーに選ぶかどうかは、これからも視察を重ね、これまでの活動も踏まえて、選手の情報をさらに集めて決めていきたい」と続けた。

　カタールW杯に向けた最終選考の場であり、最後の代表活動となる9月の欧州遠征では、海外組に国内組の常連組を含めたこれまでのメンバーに、今回のE-1選手権のメンバーがどれだけ含まれるかも注目される。会見では「9月の欧州遠征に連れていきたい選手がいたかどうか、イエスかノーで答えてほしい」という質問に「イエスです」と即答。今大会のメンバーからの招集も明言した。

(取材・文　西山紘平)

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