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9年ぶりE-1制覇に主将DF谷口彰悟が安堵「プレッシャーが相当かかっていたし、自分自身でかけてもいた」

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DF谷口彰悟(川崎F)

[7.27 E-1選手権 日本 3-0 韓国 豊田ス]

 キャプテンとしてピッチ内外でチームビルドに寄与しつつ、プレーでは2試合に出場していずれも無失点勝利。日本代表の9年ぶりE-1選手権優勝に貢献したDF谷口彰悟(川崎F)は「ホッとした。プレッシャーが相当かかっていたし、自分自身でかけてもいた。勝って終われてホッとしている」と率直な気持ちを言葉にし、安堵の表情を浮かべた。

「僕自身もプレーでみせていかないといけないし、キャプテンを任せられてチームとしても優勝という目標を達成したい。それぞれアピールしたい思いがあるけれど、チームとして勝つためにやらなければいけないこともある。そういうバランスも考えながらやっていた」と、多くのタスクを自らに課しながらのタイトル奪取だったことを吐露した。

 コロナ禍に突入した2020年以降は、代表活動で食事の場でコミュニケーションを取ったり、リラックスルームでコーヒーを片手に意見を交わしたりすることができなくなっていた。今回は久々にピッチ外でもコミュニケーションが取れたことで「チーム」としてのまとまりができたと強調。「みんなで作り上げたチーム。同じ目標をみんなで見据えながらやれた。短期間だったが、すごくいいチームだった」と仲間に感謝した。

 国内組を束ねて9年ぶりの優勝を果たした意義は大きい。次は、9月の欧州遠征でカタールW杯でポジションを手にするための戦いが舞っている。

「攻守においてもっと違いを出せるような選手にならいといけない。つなぎの部分やラインコントロール、1対1も含めて上げていかないといけないという反省がある。その1個1個こだわりながらやっていくしかない」と表情を引き締める。一方で、今回が初招集だった若手選手が、大会を通じて成長する姿を目の当たりにしたことから刺激を受けているのも事実だ。

「今回初招集された選手はこの3試合ですごく変わったと、見ていて分かった。代表に来るのは成長を加速させるのだなと思った」と語りつつ、「僕はまだまだチャレンジャー。W杯を見据えながらまだまだ成長しないといけない部分がある。短い期間だが、成長できるようにしたい」とあらためて意欲を燃やしていた。

(取材・文 矢内由美子)
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