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38歳長谷部、29歳ケインを黙らせる…独メディア「教科書のようなパフォーマンスだった」

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長谷部誠ハリー・ケイン

 4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第3節でトッテナム(イングランド)をホームに迎えたフランクフルト(ドイツ)は0-0で引き分けた。独メディア『DW』は元日本代表MF長谷部誠が「フランクフルトのヒーローであることを証明した」と伝えている。

 ブンデスリーガで350試合以上の出場経験がある長谷部だが、欧州CLでのプレーはわずかに9試合目。しかし、38歳を迎えた元日本代表戦士は、年齢をものともしない素晴らしい守備を披露した。

 3バックの中央に入る長谷部は、自然とトッテナムのセンターフォワード、ハリー・ケインとのマッチアップが増えることに。ポストプレーに手を焼きながらも、3バックを形成するDFエバン・エンディカ、DFルーカス・トゥタとの連係、熟練の駆け引きでイングランド代表FWに自由を与えなかった。

 思い通りにプレーできずにフラストレーションをためたケインは、後半39分には長谷部と空中戦を繰り広げた後、報復行為に出てイエローカードが出された。結局、ケインは沈黙に終わり、0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれ、『DW』も「フランクフルトの熱狂的なファンでさえ、ハセベがハリー・ケインを黙らせるとは予想できなかっただろう。しかし、フランクフルトでは、依然としておとぎ話が書き続けられている」と伝えた。

 最後方に構えるGKケビン・トラップは『アマゾン』に「マコトは僕たちのお手本」と語っている。

「今日もハリー・ケインと対戦したとき、マコトは身体的にそれほど強くないだろうけど、うまく相手をコントロールしていた。あと、彼にボールを預けることで、チームに自信を持たせることができるんだ。僕たちにとって非常に重要な選手だよ」

 守備面だけでなく、鋭い縦パスでリズムをもたらすなど攻撃面でも魅せた長谷部。『DW』は「チームワークと粘り強さ、そして機転の良さにあふれた、教科書のようなパフォーマンスだった」と評している。


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