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ハリルホジッチ監督が名前を挙げた松井「今までで一番強い相手」

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 24日のキリン杯でコートジボワール代表と対戦する日本代表が23日、試合会場の豊田スタジアムで公式練習を行った。シュート練習のあと、ハーフコートにゴールを置いて紅白戦を実施。ゲームの流れでセットプレーの攻守の確認もするなど実戦的な練習で決戦に備えた。

 紅白戦の主力組メンバーは4-4-2で、GK楢崎正剛(名古屋)、DFは右から駒野友一(磐田)、中澤佑二(横浜FM)、田中マルクス闘莉王(浦和)、長友佑都(F東京)と並んだ。中盤は長谷部誠(ボルフスブルク)と今野泰幸(F東京)がダブルボランチを組み、右サイドに松井大輔(ルマン→サンテティエンヌ)、左サイドに遠藤保仁(G大阪)。2トップは大久保嘉人(神戸)と玉田圭司(名古屋)が組んだ。

 岡田ジャパン初招集で先発出場が確実になった松井は、敵将のバヒド・ハリルホジッチ監督にも「唯一知っている選手」として名前を挙げられた。松井は「(他の選手を)知らないだけじゃないですか」と苦笑いしたが、コートジボワールには22日のパラグアイ戦で左MFに入ったMFアカレ(マルセイユ)、右サイドバックのDFティエヌ(サンテティエンヌ)とフランスリーグでプレーしている選手もいる。「全員いい選手。特に後ろの方はほとんど(ベストメンバーが)そろっている。いい対戦相手だと思う」と警戒を強め、「今まで来日してきたチームの中で一番強いという話もある。日本がどれだけできるか見えてくると思う」と強調した。

 昨年9月11日のスイス戦以来、256日ぶりの代表戦。相手にとって不足はない。「出たからには勝たないといけない。前の選手なのでチャンスなり、フィニッシュなりをつくっていかないと。仕掛けないとチャンスは生まれない」。3月26日のW杯アジア3次予選でバーレーンに0-1で敗れ、「オレ流宣言」をした岡田武史監督にとって真価が問われる仕切り直しの一戦。フランス仕込みのテクニックで、松井が岡田ジャパンに新風を吹き込む。

(取材・文 西山紘平)

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