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中田ヒデ親善試合は2-2で終了、釜本監督もサプライズでプレー

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[6.7 +1 FOOTBALL MATCH JAPAN STARS 2-2 WORLD STARS 日産ス]

 元日本代表の中田英寿が呼びかけ人となって開催された親善試合「+1 FOOTBALL MATCH」(日産ス)。JAPAN STARSは前半にFW大黒将志、MF澤登正朗がゴールを決め、WORLD STARSは後半から出場のFWイルハン・マンシズが2得点。後半37分からは釜本邦茂監督も選手として出場するサプライズもあり、スター選手たちの夢の競演は2-2で終了した。

 JAPAN STARSが2-0とリードして折り返した後半、JAPAN STARSは7人を交代した(GK曽ヶ端準は前半39分から途中出場)。4-5-1の布陣で、GK曽ヶ端、DFは右から遠藤彰弘、中西永輔、柳本啓成、下平隆宏。中盤は北澤豪と永井秀樹のダブルボランチ、右に奥大介、左に岩本輝雄が入り、中田英寿がトップ下。1トップは大黒将志だった。
 WORLD STARSは前半から11人全員を交代。3-5-2のシステムで、GKオルランドーニ、3バックは右からジュリオ・セザール、フェラーリ、ホン・ミョンボ。中盤はダクールの1ボランチで、右にマルキオンニ、左にスン・ジが入り、攻撃的MFでモントリーボとアレニチェフがプレーした。2トップはエムボマとイルハンの元Jリーガーコンビだった。

 後半5分にはアレニチェフのスルーパスからイルハンが抜け出したが、シュートは曽ヶ端がセーブ。後半16分にもスン・ジが右足でミドルシュートを狙ったが、ゴールの枠を捉えきれず、WORLD STARSは攻めながらなかなかゴールを決められなかった。
 JAPAN STARSは後半18分に曽ヶ端と林彰洋が交代。同21分には中田のサイドチェンジから岩本が左クロスをゴール前に送り、飛び込んだ永井がダイビングヘッドで合わせたが、GKに阻まれた。
 後半26分、ついにWORLD STARSが1点を返す。エムボマのスルーパスにマルキオンニがPA内に走り込むと、DFがクリアしたこぼれ球がイルハンの足元へ。これを右足で難なくゴール左に決めると、2分後にもモントリーボの浮き球パスに抜け出したイルハンが右足でゴール左隅に流し込み、2-2の同点に追いついた。
 後半32分にはホン・ミョンボに代えてダービッツを再投入。JAPAN STARSも後半33分に遠藤→秋田豊、同34分に岩本→山口素弘と交代。そしてベンチでは登録メンバーには入っていなかった「背番号18」がアップを開始。後半37分、永井に代わって、なんと釜本邦茂監督がピッチに入った。64歳のストライカーの登場にスタンドからも大きな拍手が起こった。シュートを打つことはできなかったが、予期せぬサプライズに場内も大いに盛り上がり、試合はそのまま2-2の引き分けで終了。また、スタジアムに集まったファンのモバイル投票によるMVPには、WORLD STARSのダービッツが選ばれた。

(取材・文 西山紘平)

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