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鹿島vs大分 試合後の選手コメント

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[6.25 J1第11節 鹿島1-0大分 カシマ]

 鹿島アントラーズは途中出場のMFダニーロの決勝点で大分トリニータに1-0で競り勝ち、リーグ戦では4月5日の千葉戦(4-1)以来、8試合ぶりの勝ち点3を挙げた。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●MF小笠原満男
「中断前に勝てない時期があって、ここで勝つか負けるかでは大きな差がある。結果として勝ったのは良かった。でも内容はもっと良くできる」
―中断期間はどういうことに取り組んだ?
「1回休んで、もう1回フィジカルを充実させて、チームの熟成を図って今日のゲームに臨んだ」

●MFダニーロ
「いい時間帯で決められてよかった。セットプレーは武器のひとつ。練習通りの形で、いいボールが来たので決めるだけでよかった。10分、15分という短い時間で結果を要求される立場だけど、常に準備してチームがいい結果を出せるように頑張りたい」
―CKからのゴールは狙い通り?
「ポジショニングは日頃の練習でやっていた。ニアに走るというのは練習していたし、ACLでも同じような形で決めていた。自分の得点で勝てたのはうれしい。大事なゲームだというのは分かっていた。必ず勝って勝ち点3を取りたいと思っていた。監督には“この状況を変えてくれ”と言われた。流れを変えられたどうかは分からないけど、自分のゴールで勝ててうれしい」

●MF本山雅志
「ボールを回して相手が引いてくるのは分かっていたし、遠めからシュートを狙ったり、サイドから崩そうと思っていた。ボールを回しながら穴を見つけようとした。ボールは回せたけど、最後のクロスやシュートの精度がまだ少しフィットしていない。攻撃のときも守備の準備はできていた。もう少し厳しくいければ完璧だと思う。前半戦の最後はボールが回せなくなっていた。今日も足が止まって、ひとりがボールを持ったときにパスコースが少なくなる場面があった。もう少し動かないと。今日は相手が3バックで外が空いていたけど、相手が変わればまた違ってくる。監督はセットプレーを大事にしていたし、そこから取れたのはよかった」

●DF内田篤人
「中断期間明けで勝ってよかった。ケガ人も少しいるけど、戻ってくればもっといいゲームができると思う」
―代表で自信をつかんでプレーできたか?
「今日はダメだった。これからです。中2日間で、今から準備したい」

●DF岩政大樹
「試合展開自体が厳しくて疲れたけど、いい疲れです。1-0で勝ったことも含めて。7試合勝っていないとかは考えないで、中断明けの試合を勝つことで上位との差を縮められるし、また再スタートという感じでやった。0-0の時間が続いても中断前みたいに焦ることはなかった。中断明けで新しいスタートというイメージでできたし、中断がいい方向に働いたと思う。勝つこと以外にいい薬はないし、勝って学ぶこともたくさんある。いいゲームができたけど、すぐにゲームがある。切り替えていきたい」
―課題は?
「全体の守備、プレスのかけ方で、もう少し高い位置で取れるようにしたいけど、勝っていかないとチームは同じ方向にいかないもの。勝つことが一番の薬だから」

●DF伊野波雅彦
「チームがやることをもっと学んで、どうすればもう少し自分がチームとして機能するのかを考えてやっていた。今日はポジションも違って、センターバックだったので、こっちの方がやりやすい」

<大分>
●MF金崎夢生
「チャンスは同じくらいあったけど、相手はそこをものにした。小さいミスでこういうゲームはやられる。しっかり気をつけないといけなかった。そんなにプレッシャーも来なかったし、少しやりやすかった。でも最後のところで決めるか決めないか。そういうところを自分を含めて前の選手がやっていかないと」

●MF高橋大輔
―今季初出場となったが?
「ひざは大丈夫でしたけど、もっともっとコンディションを上げて、何の気負いもなくできる状態に持っていかないといけない。まだまだですね。これがスタートで。ここでいい結果を残せればベストだけど、これはこれで受け止めて。ひとつひとつ階段を上っていかないと。最初は変な感じと言うか、久々で。でもそんなことを言っていられない状況だし、なんとか結果を出したかった。出るからには結果。残念です。完全復帰に向けてやっていきたい」

●DF森重真人
「点が取れないと勝てない。前の選手に点を取ってもらって後ろもしっかり守る。そういう形で勝てるようにならないと。今日もいいイメージでできていたし、あとは最後のところ。FW陣に頑張ってほしい」
―久々の3バックの中央でのプレーだったが?
「大分に帰ってきて最初は違和感もあったけど、長いことやっているし、練習のうちに溶け込めた。そこはしっかり整理できている。(U-23日本代表で)自分が右サイドバックをやっていたときは真ん中の選手にこうやってほしいと感じることもあったし、そういうのが大分で生きている。攻撃参加して流れをつくることで守備にもリズムが出ることがあるのも分かった。いろんなポジションをやっていることは自分にとってプラスになっている」

●DF深谷友基
「僕らもいい形で守っていたけど、1本のセットプレーでやられた。流れの中からならしようがないけど、セットプレーからの失点は悔やまれる。自信をなくすことじゃないし、内容も中断前から悪くなっているわけじゃない。自信を持って、同じようなサッカーをやり続けたい。内容的には悪くなかった。早く疲れを取って、次はホームでできるので、しっかり勝ちたい」

●GK西川周作
―CKからの失点は?
「ヘディングに強い選手にダニーロのマークに付いてもらおうと思ったけど、(高橋が)交代のときにダニーロのマークに付くように言われていたみたいで。あそこは自分の考えを貫き通すべきだった。次はそういう場面をつくらせないようにしたい。前半からみんながんばってくれたし、危ない場面も自分のセーブでしのげたけど、セットプレー1本でやられてしまったのは悔しい。セットプレーでやられることを続けないようにしたい」

(取材・文 西山紘平)

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