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1得点の鹿島・興梠「選ばれなくても悔いはない」

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FC東京のカボレに先制を許した直後の61分、興梠慎三がピッチに入ると、鹿島の攻撃はすぐさまスピードアップに成功した。
左サイドを切り崩しながらゴール前へ技ありのパス。マルキーニョスがこれを沈めて同点に追いつくと、鹿島はその15分後、本山が勝ち越しのゴール。その後は前がかりになった相手の裏を突き、カウンターで攻めた。
試合も残りわずかとなった86分。今度はマルキーニョスのパスから興梠が勝負をつける3点目。貪欲にゴールを狙う姿勢がチーム全体に浸透している鹿島は、圧倒的に質の高い攻撃を見せ、4-1で快勝した。
北京五輪の代表発表前最後の試合でゴール。興梠は「入るときに0-1で負けていて、終わった時に4-1。勝てたことがすごくうれしい。置かれている立場はすごく厳しいけど、最後の試合でこういう結果を出して、選ばれなくても納得がいく。悔いはない」と清々しく語り、運を天に任せていた。
(取材・文 矢内由美子)

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