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J復帰後初先発の中田が好守で貢献(横浜FMvs鹿島)

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[7・20 J1第18節 横浜FM 0-2 鹿島 日産ス]

 鹿島アントラーズはDF中田浩二がJ復帰後初先発。J復帰戦となったF東京戦(13日)の後半33分から出場はしていたが、公式戦での先発はバーゼル(スイス)時代のスイス杯決勝(4月6日)以来3ヵ月半ぶりとなった。それでも最終ラインの中央でコンビを組んだDF岩政大樹らとともに粘り強く守り、交代した後半40分まで相手にゴールを与えなかった。中田は「練習は2週間ほどだったし、実戦はFC東京戦の15分くらいしかしていなかった。良く持ったと思うし、ゼロに抑えたのはいいスタートを切れたと思う」と納得の表情。そして「(押し込まれたがチームは)クロスに対してボールだけでなく、しっかりと人にも行っていた。前回京都に負けている反省を活かせたと思う。次は浦和戦。相手にプレッシャーをかけるためにも守りきれてよかった」と声を弾ませた。
 前半に痛めた右ひざも問題ない模様。体力面の課題はまだ残るが、コンビを組んだ岩政は「練習試合でも(一緒に)したことなかった。試合の中で確認しなければならなかったけど。(コンビを組んだ)一発目をゼロで終われたのは大きなことだと思う」と手ごたえを口にしていた。オズワルド・オリヴェイラ監督は「今後はボランチとCBのいい方で使う」と、結果を残した中田の今後の起用方法を明言した。今季、開幕5連勝後に7試合勝利から見放されるなど苦しんだ鹿島。6試合ぶりに敗れた京都戦後に迎えた試合を“新戦力”中田中心に粘り、大きな勝利を得た。

(取材・文 吉田太郎)
 

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