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鹿島、悪い流れ断ち切る快勝(横浜FMvs鹿島)

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[7・20 J1第18節 横浜FM 0-2 鹿島 日産ス]

 前節京都に1-2で敗れ首位陥落した鹿島アントラーズだったが、アウェー戦を2-0で制し、チームに漂った悪い雰囲気を1試合で止めた。前半11分にエース・マルキーニョスが豪快な右足ミドルを叩き込み先制。さらに同29分には高い位置でのボール奪取から一気のカウンターで2点目を奪う。後半はDF裏のスペースを消すために引いて守ったことで相手の猛攻にさらされたが、それでもシュートコースを与えない厳しい守りで横浜FMを完封した。
 今季は開幕5連勝と好スタートを切った後に7試合勝利から見放された。FWマルキーニョス、DF内田篤人のケガによる離脱やACLとの過密日程の影響もあり、悪い流れを食い止めることが出来なかった。リーグ戦では4月13日に浦和に0-2で負けた後、J再開戦だった大分戦(6月25日)に1-0で勝つまで白星を得ることが出来なかった。その後4連勝したものの前節、京都戦で6試合ぶりの敗戦を喫したことでチーム状況が再び不安視された。
 それでも今回は敗戦を引きずらなかった。MF小笠原満男は「京都に負けたけど、またしっかり勝とうと。(今日は)チーム全員で戦った。(6試合ぶり先発の興梠)慎三も頑張ったし、ダニーロも。そして(中田)浩二も帰ってきた。出た人が頑張っていい状況を作っいる」と全員で勝ち取った勝利に笑顔を見せた。敗戦直後に再び勢いをつける快勝。暫定首位に立った鹿島は次節、優勝争いのライバル・浦和をホームに迎え撃つ。

(取材・文 吉田太郎)

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