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8/7[五輪]五輪選手、アメリカ戦後ミックスゾーンコメント

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[8.7 北京五輪GL 日本0-1アメリカ 天津]
 北京五輪の男子グループリーグが7日開幕し、日本はアメリカと対戦した。前半は日本が優勢に進めたが、決定的な場面でシュートミスを犯すなどゴールを奪えず、後半立ち上がりの2分に失点。そのまま0-1で敗れた。以下は試合後の各選手のミックスゾーンでのコメント。

谷口博之(川崎フロンターレ)
「サッカーの試合で1失点は仕方ない。ディフェンスは頑張ってくれた。前半、篤人(内田)を中心に右から攻め、いいボールが入ってきたが、最後のところでアメリカも強かった。
(先制されて焦りは?)自分のなかでは、1点入れられても、自分たちのサッカーができていたし、焦りはなかった。
個人としては、攻撃的な位置に入っているわけだし、もっと強引にドリブル突破などをやらないと厳しいと感じた。
アメリカは強かった。次のナイジェリア戦に切り替えたい」

内田篤人(鹿島アントラーズ)
「オーストラリア、アルゼンチン戦でのことを考えても、個人的にいけるという思いがあったし、こっちから仕掛けようと思っていたが、もうちょっとだった。
グラウンドは柔らかかった。前半の最初は押し込まれた場面もあったが、こっちがチャンスを作れてからは何度か決定機もあったし、そこで取りきれなかったのが…。
(前半トリッキーなセットプレーから決定機があったが?)あとは決めるだけだったが、ゴール前はデコボコしていたし、しょうがない。
(トリックプレーは練習でかなり試していたのか?)練習はしていた。日本らしい足で崩すということでも、低いボールを考えていた。
(五輪ということでいつも以上に緊張感はあったか?)そうでもない。個人的には普通だった。代表はもちろん、Jリーグで多く試合に出ていることが大きかったと思う。
(ハーフタイムの指示は?)消耗戦になるので、走り負けないようにと言われた。
(後半、失点のあと少し動きが落ちた時間もあったと思うが?)前半に比べてボールが落ちつかなくなったが、失点したこともあったししょうがない」

森重真人(大分トリニータ)
「ピッチは少し滑る感じだったので、ミスが起きやすい状況ではあったと思う。
(セットプレーからのトリックプレーは惜しかったが、あれは練習どおり?)形は練習していたが、自分なりに考えて走っていった。いいボールが来たが、決め切れずに残念。自分は当てるだけだったし、技術的なミス。
(失点シーンについて)サイドを破られてしまったのはしょうがない。ただ、バイタルエリアで相手の7番をフリーにしてしまったのはいけなかった」

水本裕貴(京都サンガF.C.)
「先制点が取れそうで取れなかったのが課題。相手のカウンターは気をつけていたし、ある程度は抑えられたが…。ただウチが奪った瞬間にパスミスが多かったので、そこは修正しなければいけない。
(失点の場面を振り返って?)結果的に左サイドを突破され、クロスを上げられてしまった。何かしら原因があると思うのでビデオで見て修正したい。
もうあとがないので、次の試合は勝つだけ。とにかく勝つことを意識してやりたい。今日の試合を反省して、ナイジェリア戦に集中するだけ」

李忠成(柏レイソル)
「負けました。後半勝負というのが頭にあったのだが…。前半の立ち上がり10分と後半の立ち上がり10分は集中という話をしていただけに、あの時間帯に失点して負けたのは悔しい。
(0対1という状況での出場となったが?)残り約25分ぐらいだったが、結果を出せなかったのは自分の力が足りなかったから。
(何を考えてピッチに入った? 監督からの指示は?)裏に抜け出る選手がいなかったので、とりあえず動き回ろうと思った。(自分が入ったことで)流れがよくなったかもしれないが、得点できなければ意味がない。
引きずってもしょうがない。次は先発できるようにアピールしたい」

香川真司(セレッソ大阪)
「ミスからピンチになる場面が多かったし、バタバタする場面もあった。自分も五輪という雰囲気に呑まれている部分があったと思う。それが自分の実力。
前半チャンスがありながら決めきれなかった。それで、後半の頭に取られるという展開。世界では、立ち上がりに集中を欠いてしまえばやられる。
初戦は絶対に勝ちたいと思っていただけに、本当に悔しい。ただ負けてしまった以上、ナイジェリア戦に向け切り替えるしかない」

(取材・文 栗原正夫)

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