beacon

千葉vs鹿島 試合後選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.9 J1第20節 千葉3-1鹿島 フクアリ]

 J1第20節は各地で全9試合を行い、首位の鹿島アントラーズはアウェーでジェフユナイテッド千葉と対戦した。鹿島は0-1の後半4分にMFダニーロが退場するなど1-3の完敗。最下位の千葉はFW巻誠一郎の2ゴールなどで2連勝を飾った。
以下、試合後の選手コメント

<千葉>
●FW巻誠一郎
―1点リードで前半を折り返したが?
「監督からも“しっかり攻めていけ”という話があったし、ゴールを奪うつもりで後半もピッチに立った。それがゴールにつながったと思う。僕らがひとり多くて、チャンスがあったら狙っていこうとゴール前にいた。2点目も3点目もいいボールが入ってきた。周りのサポートのおかげ」
―3得点での快勝だったが?
「しっかり守れているときに点が取れなかったりしていたし、神戸戦に続いてしっかり勝てて、少しずつ自信を取り戻してきていると思う」
―個人の調子は?
「チームメイトも僕を生かすためにボールをくれたり、動き出してくれたりしている。周りのサポートのおかげ」
―今後に向けては?
「僕らは1試合1試合勝ち点を1つでも多く取っていくしか残留の道はない。1試合1試合全力で戦うだけ」
―ミシェウについては?
「日本に来て最初のゲームがホームでの首位・鹿島戦。やりづらさはあったと思うけど、攻守にわたってすごくいいアクセントになっていた」
―セットプレーからのゴールだったが?
「うちもセットプレーで取られることが多かったし、大事なプレー。流れの中で取れればいいけど、同じ1ゴールだし、そういうことを言っている状況じゃない。守備が崩されていないし、組織的に守れている。それがいい攻撃につながっている。みんなで取った勝ち点3だと思う」
―鹿島に勝って自信になる?
「首位の鹿島とやっても、他のチームとやっても、同じ勝ち点3だけど、すごい自信になったし、サポーターにも勇気を与える勝ち点3だったと思う。でも、僕らはまだ最下位。どんどん勝ち点を積み重ねていかないといけないし、楽観視することはない」

●MF谷澤達也
「前半にいい形で先制して自分たちのリズムでできた。ミシェウのところでタメができるのでリズムが良くなった。初めての試合だったけど、チームにフィットしていた。チームは最下位だし、ひとりひとりが全力を出さないといけないのは分かっている。みんな必死に走っていた」

●MF戸田和幸
「いいゲームだったと思う。集中して気持ちを出して戦っていた。相手は主力メンバーがいなかったけど、だからといって勝てるわけじゃない。球際でも戦っていた。個人的には一番やりたいポジションで出るチャンスが来て、期するものもあった。アグレッシブに行って、ミシェウが入ってボールの落ち着きどころができたし、僕と(下村)東美のところがチームのエンジンになって、こぼれ球を拾って展開する仕事ができるかどうかだった」

<鹿島>
●MF青木剛
「前半終盤まで0-0で来ていて、そのまま折り返せれば良かったけど、嫌な時間にFKから入れられた。相手のシュートがすごかったのもあるけど、1失点のまま我慢していたところで、ひとり(退場で)減って2点目をすぐ取られて、苦しくなった。最後まであきらめずに行こうと思ったけど、追い付くことができなかった。1週間空くので、8月のラスト3試合を連勝して8月を終われるように、切り替えて1週間しっかり準備していきたい」

●MF増田誓志
「セットプレーでやられた。前半は失点シーンしか相手にチャンスはなかったし、自分たちの集中という部分が勝敗を分けたというか、結果になったと思う。トップ下なんでチャンスをつくるところを期待されているのに、そこが全然できなかった。チームを高い位置に持って行くことができてなかったし、モトさん(本山)、タクさん(野沢)のようないいときのチーム状況にできなかった」

●DF岩政大樹
「これだけメンバーが替わって、先取点が大きな意味を持つゲーム。それまで向こうにもチャンスはなかったし、嫌な予感はしたけど、FK、セットプレーは気をつけなきゃいけない。フォウルの前も後も」
―大幅にメンバーが入れ替わっていたが?
「それぞれ人が替わったところで変化はあるけど、ボールを前に運べる選手が少なくなったのかな。狙いのあるロングボールならいいけど、自信を持ってショートパスを出せるところでも恐がって(ロングボールを)蹴ってしまっていた。長いボールばかりになって全体が間延びしてショートパスを使えない悪循環になっていた」
―ナビスコ杯を含めて3戦勝ちがないが?
「ホームに帰って2試合続くので、1週間空くし、少し流れが悪い時期なのかなとも思うから、あまり暗くならないことも大事だと思う。修正するところは修正して、突き詰めてやるところはいくつかある」

(取材・文 西山紘平)

TOP