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日本vsウルグアイ 選手コメント

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[8.20 キリンチャレンジ杯 日本1-3ウルグアイ 札幌ド]

 キリンチャレンジ杯2008が20日、札幌ドームで行われ、日本代表はウルグアイ代表と対戦した。日本は後半3分にオウンゴールで先制したが、その後3失点を喫し、1-3で完敗した。
以下、試合後の選手コメント

<日本>
●FW玉田圭司(名古屋)
「縦関係でやろうと思ったけど、前半はうまくいかなくて、プレッシングをかけられなかった。後半は変えて、相手のサイドバックが起点になっていたから、そこにプレッシャーをかけて何回かいい形でボールも奪えた。自分が孤立したら意味ないし、なるべくサポートしてもらって、簡単に1回はたいて、その後というのを考えていた。自分に当たって、そこからの流れの方がチャンスになっていた。FWが起点になってやっていければ」

●FW田中達也(浦和)
「日本が前を向いたときはよかったけど、中盤からFWの間でなかなかボールに触れなかった。前半はタマさん(玉田)とチャンスをつくれたし、そういうところをもっと出せればよかった。もっとアピールしないといけない。次も選ばれるように頑張りたい。ポジションを変えながらやったり、それはよかったと思うけど、最後は力で押し込まれた。そこを我慢しないといけない」
―左サイドでのプレーは?
「やりやすかった。でも決め切れないのが失点につながった。出し手となかなかコンビネーションが合わなくて、もらえない場面も多々あった。でもそれはやっていけばよくなると思う」

●FW大黒将志(東京V)
「次、同じ失敗をしないように練習したい。いい動きをすれば、チャンスは来る」
―出場時間が短かったが?
「それは監督が決めることだし、与えられた中でやらないと。監督には“思い切ってやってくれ”と言われた。センタリングが来ればフリーになれた場面もあったし、そのまま続けられればよかった。ウルグアイは強かったと思う。相手の切り替えが早かった。僕らもそういうところを修正しないといけない」

●MF小野伸二(ボーフム)
―自身の評価は?
「結果が付いてこなかったので、それは言えない。あとは監督が決めること。僕はいい刺激を受けて、まだまだやらないといけないことがたくさんあるなと思った。いい勉強になった。サッカーは走らなきゃダメ。近代サッカーは走る。一応走ろうと思ったけど、いいときもできなかったときもあった。こういうサッカーをやることが自分のプラスになる。もっともっとやらないと。かわされたときに追って追ってというハードワークができれば。相手に“こいつは嫌だな”と思わせるようになれば。チーム全員で取りに行ったときはいい形でボールを取れていた。声のかけ合いが大事。悔しさはあるし、相手のうまさを実感して、もっともっとやらないといけないとひとりひとり感じていると思う」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
「相手もいいメンバーで来て、楽しみなゲームだったけど、相手の方がいいサッカーをしていた。前からのプレスもうまくかわされた。かわし方がうまかった。1対1で負けていた部分も多かったし、サッカーは1対1で負けたら苦しくなる。今回は新しい選手も入ったけど、やろうとしていることは変えていないし、そんなに大きく変わったとも思わない。アジア3次予選よりレベルが高かった」

●MF青木剛(鹿島)
「前からプレスが来ていたし、そういった中でうまくビルドアップさせてもらえなかった。前にボールを入れて時間をつくることも少なくて、相手のディフェンスも固かった。ちょっと長くボールを持つと、狙われたり。いつもやっている通りにはまったくやらせてもらえなかった。初めて国際Aマッチに出て経験することも大事だし、すごく緊張感のある中で、できることをやろうと思ったけど、もっと頑張らないといけないなと思った」

●DF中澤佑二(横浜FM)
「Jでは味わえないようなチーム。これが世界。みんな世界のレベルを肌で感じたと思う。Jリーグは(外国人選手が)2、3人で、そこを抑えればいいけど、こうなるとミスがすごい少なくなるし、難しい。カバーを考えていたけど、後半は難しかった。DFラインを上げることができればよかった」

●DF高木和道(清水)
「難しいことをやらずに簡単にやろうと思っていたけど、相手も前から来ていたし、難しかった。僕にとってはとてつもなく大きいゲーム。今までこういう経験をしてなかったので。初めてのゲームで勝ちたかったけど…。ビデオを見て、自分のプレーを見直して反省したい」
―中澤とは試合中にも話していた?
「細かいことをいっぱい話してくれて、前半はカバーもしてもらって。しっかりしないとダメですね。相手のプレースタイルが分からないうちからガツガツ行って体を入れ替えられる場面もあった。後半は行くところと行かないところを分けてできたけど、もう少し1対1の部分を強化しないと」

(取材・文 西山紘平)

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