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鹿島vs名古屋 試合後の監督、選手コメント

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[8.23 J1第22節 鹿島1-2名古屋 カシマ]

 名古屋グランパスは鹿島アントラーズに2-1と逆転勝ちし、過去公式戦21戦全敗だったカシマスタジアムではクラブ史上初めて勝利を飾った。名古屋は2位に浮上。鹿島は5節ぶりに首位から陥落した。
以下、試合後の監督、選手コメント

<名古屋>
ストイコビッチ監督
―出場停止が2人いたが?
「他のメンバーを信じて送り出した。結果には満足している。選手は戦って、ベストを尽くしてくれた」
―カシマスタジアムで初勝利となったが?
「今日が歴史的な勝利として刻まれるのは確かだろう。ここでのゲームが難しいのは分かっていた。選手にはひとつひとつが挑戦だと、集中していこうと指示していた。我々のゲームをしよう、我々のスタイルでやろう、と。選手が楽しんでやってくれたと思う。運を名古屋に持ってくる人と見られているのなら、ラッキーなことです。一番頑張っているのは選手。最後まであきらめず、自分たちのサッカーを信じて戦っている選手が素晴らしい。上位戦線に残っていることが重要であり、今この瞬間に(勝ったことを)忘れて次の戦いに向かう必要がある。今はサポーターが喜ぶべきときで、私たちではない」

●FW玉田圭司
―カシマスタジアムで初勝利となったが?
「その場に立てたのがうれしい。僕も名古屋に来て3年目で、2年間勝てなかったし、すごくうれしい」
―重要な勝ち点3だと思うが?
「僕らより順位が上のチームで、大事な試合なのは分かっていた。そういう試合に勝てて最高です」
―PKを獲得したシーンは?
「PKを取ろうとしたわけじゃなくて、ゴールに向かったことがPKにつながった。そこは評価したい。みんな気持ちが入っていたし、気持ちで相手を上回っていたと思う」
―痛めていた足首の状態は?
「正直、痛みはあったけど、大事なゲームで、出たい気持ちが強かったし、試合に出て勝利に貢献できてよかった」
―2連勝となったが?
「ここで切らさず、次に向かって頑張りたい」

●FW杉本恵太
「カシマではずっと勝ってなかったので。引き分けもなかったし。勝ちという結果を残せたのはチームにとってプラスになるし、これからの戦いにも大きく影響すると思う。(鹿嶋市と隣接する潮来市出身の)僕にとってはホーム。何が何でも勝ちたかった。歴史的な1勝の日にスタメンで出れてうれしい。ホームで0-4で負けていたし、絶対にリベンジしなきゃいけないと思っていた。気持ちの入った試合ができた」

●MF中村直志
「今季一番きつかった。でも、全員が今季一番頑張ったゲーム。ずっと勝っていなかったけど、先制されてもそんなに悪い感覚はなかった。ガクッと来るところもなかったし、みんな勝ちたい気持ちが強かった。不思議と悪い予感はなかった。同点になったとき、確信じゃないけど、行けるんじゃないかという感覚があった」

●DF吉田麻也
「最後は5バックぽくなって、相手のパワープレーに備えての対応だった。バキ(バヤリッツァ)が入って高さが加わって、相手の攻撃をはじき返せた。鹿島に勝って、勢いに乗って連勝を続けない」
―リーグ戦初ゴールだが?
「お父さんと点を取るって約束していたし、(明日8月24日が20歳の誕生日で)10代最後に初ゴールを決めれてよかった。いいボールが来て、タマさん(玉田)に感謝したい」
―失点につながるミスもあったが?
「立ち上がりが良くなかった。Jリーグは久々に出たし、判断良く行ければよかったけど…。でも引きずってもしょうがないし、取り返す気持ちが強かった。入ってよかった。自作自演しちゃったので(苦笑)。危機一髪でした。入り方を意識してやっていたつもりだったけど、キックオフの最初のトラップからうまくいかなかった。取り戻すのに手間取ったけど、点が入って吹っ切れた」
―カシマスタジアムで初勝利だが?
「ずっと勝ってなかったので、僕が出たときに勝ててうれしい。でも次負けたら意味がないので、このまま続けていきたい」

●GK楢崎正剛
「浮かれている場合じゃない。この勝利を無駄にしないようにしないといけない。これで何かを成し遂げたわけじゃない」

<鹿島>
●MF青木剛
「1点入るまではいい流れで来ていたけど、セットプレー1本でやられて流れが変わった。後半勝負かなと思っていたが、次の1点を取られて。相手は1点を守ろうと、DF、MFの2枚のラインを作って、しっかり守っていた。そこを崩すのは難しかった」

(取材・文 西山紘平)

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