beacon

[SBSカップ]U-19日本代表、オーストラリア戦後コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.23 SBSカップ国際ユースサッカー第1日 U-19日本代表 0-0(PK5-4) U-19オーストラリア代表 沼津市愛鷹多目的競技場]

 U-19日本代表は23日、SBSカップ国際ユースサッカー初戦でU-19オーストラリア代表と対戦。0-0で突入したPK戦を5-4で制し、白星発進した。以下、U-19日本代表選手試合後コメント

●GK権田修一(F東京)
「0-0のままで終わるのは(悔しくて)納得できるものではない。(PK戦だったが)勝つことが出来たことは良かった」
―課題の見えた試合だったが?
「点をとってくれないと困る。この前(20日)の静岡産業大戦でも1本目は点が入ったけど、その後が取れなかった。相手が少なくなって引いてしまってはいたけれど、ミドルとかもっとあっても良かったと思う」
―80分間は無失点での勝利だったが?
「PK止めたのは良かった。そしてゼロだったのはいいけど、セットプレーで(前に)出られないところもあったのは課題です」

●MF山本康裕(磐田)
「日本らしいサッカーができた部分もあったし、できなかった部分もある。課題は攻撃面にあると思う。相手が引いて、効果的な縦へのパスができなかった。相手の前で横パスをすることしかできなかった。FWだけが点を取るんじゃなくて、FWは前で潰れてくれている。ただ、全体的に前への意識はあったけど、間延びしてしまった」
―積極的にミドルシュートを放っていたが?
「引かれたら打つしかないので。相手が少ないというところもあって、大事に行き過ぎたと思う。相手がひとり少ないことを考えると1点欲しかった」
―次戦に向けては?
「もっとシンプルにいってもいいし、日本はいい選手がそろっている。それぞれのアイディア出してたくさん点取れればいい」

●DF薗田淳(川崎F)
―負傷退場した場面は?
「(完全にアフターで飛び込んできた)相手の足が直で入った。自分が上に乗る形になって(足を持っていかれて)ひねってしまった。もっとやりたかった」
―負傷の状態は?
「2、3日で治る感覚がある。また試合に出たい」
―どういうところを試したかったか?
「オーストラリアは身長もでかいし、体も強い。Jリーグでもああいう体の強さとスピードはない。攻めるぞ、となったときの縦へのスピードはかなり速い。海外選手の鋭く、激しいプレーを体にしみつけたかった」

●MF菊池大介(湘南)
―今日のプレーについては?
「高いレベルでやる中でまだミスが多い。もっと自分らしいプレーをしないといけない。チームとしては自分も含めて連係でのミスが多い。攻撃の時にもっといろいろなバリエーションを持っていかないといけないと思う」
―主に指示されていることは?
「サイドハーフでの動きとボールのもらい方についてです」
―合宿を通してできている面は?
「自分の持ち味は前向いて仕掛けるところ。イメージを持っていいプレーを積極的にやろうと思っているところはできている」
―U-17代表からの飛び級での参加だが?このチームの印象は?
「この代に入ったことがないので(招集に)最初は驚いた。だけど、やらなきゃいけない、と。この代については今までの結果しか知らなかった。実際に入ってみて、このチームに絡んでいけたらいいと思った。いろいろな外国人チームと試合することで自分自身の課題が見つかる。それがチームに帰っても活きると思う。(U-19代表は)チームの雰囲気がすごくいい。(このチームに残れるかどうか)あとは自分の気持ち次第だと思う」
―クラブでは17歳でトップチームで出場しているが?
「高いレベルでやりたいと思ってきた。そこで課題もいっぱい見つかったので(自分にとっても良かった)」

●FW大迫勇也(鹿児島城西高)
―PK戦では最後のキッカーだったが?
「緊張は少しあったけど、自信を持って蹴った」
―今日のプレーを振り返ると?
「フィニッシュが悪かった。もっと上げていきたい」
―オーストラリア代表DFの印象は?
「前に強い。もっとサイドから数的優位を作って崩したかった」
―高校総体後、あまり休みがなかったのでは?疲労は?
「総体の後は2日間休みがあって、その後宮城遠征があった。今回は宮城から直接入った。調子はベストではない。きついけど頑張らないといけない」
―残りの試合に向けては?
「前で体張って最後のフィニッシュを上げていきたい」

●MF鈴木惇(福岡)
―今日の試合を振り返ると?
「相手が1人退場した。最悪でも1-0で終わらなければならなかった。数的優位はできたけど、持ちすぎた。単調なクロス、シュートしかできなかった。もっと複数絡めれば」
―けが人などでメンバーが入れ替わった影響は?
「チームのやり方は以前と変えていない。しっかり連動しないといけない」
―前半はチャンスに絡んでいたが?
「チャンスには絡めていたけど、自分のシュートがなかった」
―無得点に終わった理由を他に挙げると?
「パス回しも良くなかった。あとボールを振りすぎた。相手が引いていたので自由にでき過ぎたので(かえって持ちすぎた)。もっとシンプルにやればよかった」
―課題と出来ている面とどちらの方が多い?
「課題の方がまだ多い。いったんリズム悪くなると工夫できなくなっている。ただ攻撃の形はできている。全体の回数を増やしていかないといけない」
―アジアユースに向けては?
「出場権を当然取らなければならない。あと、アジアユースではこれまで優勝したことが無いので、タイトルを貪欲に狙っていきたい」

●DF村松大輔(Honda FC)
「(薗田負傷で突然の出場だったが)出る準備はしていなかった。でも役割は分かっていた。ヘッドで相手に負けたくなかった。4バックのCBは3月からだが慣れてきた。ここ(SBS杯)はアジアユースへのアピールとなる大切な試合。体の強さは見せられたと思う」

<写真>PK戦勝利を喜ぶU-19日本代表イレブン
(取材・文 吉田太郎)

TOP