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鹿島vs清水 選手コメント

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[9.28 J1第27節 鹿島2-0清水 カシマ]

 鹿島アントラーズは清水エスパルスと対戦し、前半20分にMF青木剛がバースデーゴール、同41分にFWマルキーニョスが6戦連発となるゴールを決め、2-0で公式戦5試合ぶりの勝利を飾った。清水の公式戦連勝は4で止まり、公式戦6試合ぶりの黒星を喫した。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●FWマルキーニョス
―6戦連発となったが?
「とても集中してゲームに入れているのが得点につながっていると思う。ボールが来たときのファーストタッチが重要。ボールが来たときにいかに落ち着いてさばけるかがポイントだと思っている。それプラス、チームメイトの力がなければ得点は生まれない。チームメイトの力があるから、ゴールを決められている」
―残り8試合。去年は9連勝で優勝したが?
「今年のJリーグの優勝争いは混戦になっている。どこのチームも勝ち点があまり変わらない。1試合1試合が大事。この調子でやり続けることが優勝への近道だと思う」
―Jリーグのブラジル人選手にいろんな移籍報道があるが?
「今は私はJリーグとクラブのことしか考えていない。オファーが来てどうするかは、シーズンが終わってから考えるもの。私はチームとリーグのことしか考えていない」

●FW興梠慎三
―マルキーニョスのゴールをアシストした場面はシュートも狙えた?
「打ちたかったけど、マルキの声に負けた(笑)。マルキはフリーだったし、マルキに預けたら決めてくれるだろうと思っていた。あそこで横を見れたのは大きい。前線からプレッシャーをかけてボランチでボールを取れていた。その点がすごくよかった」
―ACLの疲れも感じさせなかったが?
「ACLは残念な結果で、でも疲れとか言ってられない状況だったし、大分がこけてくれたので、ここはチャンスだとみんなが思っていた」
―すぐに切り替えられた?
「結構落ち込んだけど、切り替えないといけないし、Jリーグではまだ優勝が狙える。切り替えてJリーグでは優勝したい」

●MF青木剛
―今日は誕生日だったが?
「個人的な感情より、単純にチームの状況が苦しい中で点を取って勝てたうれしさが一番ある。8年目にしてカシマスタジアムで初めてゴールを決められて、そういった意味では特別な試合だったと思う」
―出足よく中盤でボールを奪えていたが?
「ACLで負けた悔しさはみんなあるし、Jリーグで優勝してまたACLの舞台に挑戦したいとみんなが思っている。日程とか関係なく、勝つために何をするか。みんな走り回って、ハードワークしていたと思うし、それが結果につながったと思う」
―攻撃にも積極的に参加していたが?
「(小笠原)満男さんのケガがあって、自分も多少プレーをレベルアップしないといけないし、プレーの幅を広げたいと思っていた。守備は前提としてしっかりやった上で、攻撃でも貢献できればと。その中で得点を決められたのはよかった」
―残り8試合。去年はラスト9連勝で優勝したが?
「自分たちは勝っていくしかない。去年、9連勝でやってきたことを今日のゲームでちょっと思い出せた。勝ち方というか、手応えを得られた」

●DF内田篤人
「今日はすごかったね、みんな。ACLで負けて悔しかったんだろうね。他人事みたいだけど(苦笑)。今日ぐらい中盤が頑張ってくれれば、後ろは楽。今日は何もしなかった。点を取られる気もしなかった。青木さんが決めてくれて勢いに乗った。2-1になったら嫌だなと思って、あまり前には行かなかった。岡ちゃん(岡崎)もこっちに流れてこなかったし。岡ちゃんはうざいからね(笑)。中盤が機能していたから、サイドの裏だけを気を付けていた」
―中後、青木のダブルボランチは?
「中後さんはサイドチェンジとかボールをきれいに出せるし、球際も頑張ってくれる。中後さんには中後さんの良さがあるし、チーム力が落ちたとは思わない」

<清水>
●FW岡崎慎司
「こっちが決め切れなくて、相手に決められた。前半でリズムをつかむためにも、あそこで決められれば良かった。サイドから何回かいい形をつくっていたし、分厚い攻撃ができればよかった」

●MF兵働昭弘
―全体が間延びしていたが?
「最後はどうしても前は点を取ろうと思うし、取られ方が悪いと中盤がポッカリ空いてしまう。行ったり来たりになったけど、後ろが後半は無失点に抑えてくれていたし、1点差にすれば相手も焦ると思ってやっていたけど、その1点が遠かった。そんなに内容は悪くなかったけど、相手の気持ちを感じたし、激しいプレッシャーを外す必要があった。球際で激しく行くところは見習わないといけないし、そういうところを攻守にわたって追求していきたい」

●DF青山直晃
「後ろで苦しみまぎれに蹴っても簡単にはね返される。後ろからつなげずにリズムに乗れなかった。前との距離が開いてしまって、つなげられなかった。球際で相手が1枚上だった。いつもならマイボールになるところが全部相手ボールになった」

(取材・文 西山紘平)

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