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京都、柳沢の同点弾でしぶとく勝ち点1(浦和vs京都)

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[10.1 J1第26節 浦和2-2京都 駒場]

 不動のエース柳沢敦のゴールで、京都がしぶとく勝ち点1をもぎとった。1日行われたJ1第26節の対浦和レッズ戦。京都サンガFCは前半26分、ゴール前のMF中谷勇介が持ち前の嗅覚と飛び出しで浦和ボールをインターセプト。そのまま先制点をさらった。その後、連続でエジミウソン、高原直泰にゴール決められ逆転を喫しペースを握られた。
 しかし攻められ苦しい時間帯が続いた中でも、経験豊富な柳沢はピッチを駆け回り、浦和の勢いを吸収するかのように少ないチャンスでサラリとゴールを決めてみせた。「あの(2点目)のゴールは理想的ないい形でとれた」。そう振り返った柳沢のゴールは後半4分。中谷から安藤淳、ゴール前の田原へ素早く繋ぐと、田原から出たラストパスを柳沢がGK都築の動きを見切ったかのように、落ち着いてシュートを決めた。柳沢は流れるような展開から、何としても勝ち点3が欲しい浦和の鼻っ面を再び折ってみせた。
 これで自身も得点記録を9に伸ばし、好調ぶりをアピール。今季、京都は柳沢が得点を決めた試合では一度も負けがない(6勝3分)。柳沢のゴールはチームに勝ち点をもたらす。このジンクスを引っさげて、京都は次節の関西ダービー(対神戸)でも勝ち点を取りに行く。

(取材・文 山口雄人)

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