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ウズベキスタン戦に向けた最初の練習を終えた内田篤人が鹿島OBの「神様」ジーコとまったく接点がないことを告白した。

「鹿島だからジーコとは何かありそうだけど、見たこともない。生ジーコを見たことがないし、プレーを見たことがないから、あこがれもない。鹿島には怒られるかもしれないけど、知らんもんは知らん」と、静岡弁を交えながら言った。

内田が鹿島入りした06年1月はジーコが日本代表監督として采配を振るっていた時期。ジーコはドイツW杯終了直後に離日したため、“重複”していた時期は半年しかない。

とはいえ、岡田ジャパンの中心選手の多くがジーコジャパンでW杯予選の修羅場をくぐりぬけ、W杯本大会で悔しさを味わってきたことを考えると、「見たことがない」という世代がW杯最終予選を戦っているという事実に、時の経つのは早いものだと感じさせられる。

同じく、05年に鹿島入りした興梠慎三も「鹿島のスタッフはジーコ、ジーコと言うけど、会ったことがないですから」と全く気にしていない様子だった。
(取材・文　矢内由美子)