セレッソ大阪は20日、MF香川真司(19)がAFC U-19選手権サウジアラビア2008に出場するU-19日本代表に選出された、と発表。香川はクラブを通して「選ばれたことは光栄ですし、お世話になった人たちや周りの人たちに感謝したいと思います。ワールドカップ行きの切符を手にできるよう精一杯プレーしたいと思います。チームの中では年長でもあり、いろいろな経験をさせてもらっているので、しっかりチームをまとめて、勝てるようにがんばってきます」とコメントした。

　10月31日に初戦(vs.イエメン)を戦う同代表は10月23日に直前合宿をスタートするが、香川は26日のJ2第41節C大阪vs.仙台(長居)終了後に合流する見込み。またC大阪は、香川の参加は11月4日のサウジアラビア戦(グループリーグ最終戦)終了まで、と発表した。よって、もし日本がグループリーグを通過しても、勝てば09年U-20W杯出場が決まる準々決勝は香川不在で戦わなくてはならない。招集を見送った主力候補のMF金崎夢生(大分)に加え、香川も大一番不在。クラブ事情があるとはいえ、最も大事な試合でのエース不在については、今後波紋を呼びそうだ。

(文　吉田太郎)