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京都は柳沢2発で残留争い抜け出す、横浜FM中澤は負傷交代

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[11.8 J1第31節 横浜FM1-3京都 日産ス]

 京都サンガF.C.がFW柳沢敦の2ゴールの活躍などで横浜F・マリノスに3-1で快勝した。リーグ戦7試合ぶりの勝利を手にし、勝ち点は40に到達。順位も暫定11位に上げ、残留をほぼ確定させた。

 大きな大きな1勝だ。前半2分にセットプレーから一瞬の隙を突かれ、先制を許す苦しい展開だったが、前半27分、柳沢の頭脳プレーで同点に追いつく。FKの素早いリスタートを狙い、ボールをセットした柳沢はそのままゴール前に突進。MF角田誠がフワリと浮かしたボールを前線に送ると、一瞬棒立ちになっていたDFラインの隙を突いて柳沢が抜け出し、左足ダイレクトボレーでゴールを破った。後半41分にも左クロスに柳沢が頭で合わせ、勝ち越しゴール。後半ロスタイムにはMF佐藤勇人のミドルシュートが決まり、横浜FMを3-1で下した。

 柳沢は試合後のインタビューで「ここまで苦しんで、なかなか勝ち点を伸ばせずにきたけど、(シーズンが)残りわずかになって、いいゲームができてよかった」とホッとした様子。今季通算得点も2ケタの11得点に伸ばし、「チームの勝利に貢献できるようにしっかりやりたい。残り3試合。集中してやりたい」と語った。

 一方、横浜FMはDF中澤佑二が右足付け根付近を痛め、前半41分に負傷交代したのが誤算だった。このあとは日本代表の試合を控えているだけに、負傷の程度が気になるところだ。

(文 西山紘平)

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