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[天皇杯]鹿島vs清水 試合後選手コメント

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[11.15 天皇杯5回戦 鹿島3-4(延長)清水 カシマ]

 天皇杯は15日、各地で5回戦7試合を行い、前回王者の鹿島アントラーズ清水エスパルスに延長戦の末、3-4で敗れ、連覇の夢を断たれた。120分間の激闘を制した清水は12月20日の準々決勝でF東京と対戦する。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●MF本山雅志
「ボールはよく回せていたけど、点を取れるときに取れなかったのと、簡単に点を取られ過ぎたのが敗因。ミドルシュート(を決められたの)は僕含めて中盤が悪い。しっかり寄せることが必要」
―リーグ戦への影響は?
「何も思わない。今は悔しいだけ。1週間空くので、次の大分戦に勝たないと先が見えてこない。試合内容的にはよかった。途中から間延びして、蹴るばっかになった。それまではポゼッションできていたし、最近の中ではよかったけど、ボールを蹴り出してからは最悪。でもみんな頑張っていたし、負けから学ぶこともある。個人個人がしっかり考えてやることが大事。シーズンはあと3試合で終わるので、いいサッカーもそうだけど、勝っていかないといけない」

●DF増田誓志
「90分で勝てる試合だったと思う。しっかり勝たないといけないゲーム」
―アンラッキーなゴールで失点したが?
「ああいうのが入るのは、うちとしては苦しくなるし、相手も乗ってこれる。先制点が痛かった」
―リーグ戦に向けては?
「もう言い訳できない。しっかり3連勝したい。優勝しなかったら、みんな納得してくれないと思う」

●DF岩政大樹
「修正点はいくつもあるけど、残り3試合だし、ネガティブなことを言ってもしようがない。今ある力を出し切ること。メンタルもコンディションも。それだけです。来週は大事なゲームがあるし、それに備えたい」
―最近は鹿島らしいサッカーが見れないが?
「残り3つ勝てば、みなさん鹿島らしいサッカーと言ってくれると思う。結果だけを求める。修正点はキャンプに持ち込みたい。失点は不運ではすませられないけど、そういうのもある。五分五分の試合だったと思うけど、それを勝つのが鹿島。それができなかったのは反省しないといけない」

<清水>
長谷川健太監督
「一番吹っ切れる勝ち方だった。もう一度自分たちで立ち上がって、リベンジしたいという気持ちになったのが一番大きかった。次の一歩を踏み出そうという気持ちになって、結果が出たのは大きい」
―ナビスコ杯のリベンジを果たす?
「リベンジしたいですね。選手もそういう気持ちになっている。ベストを尽くして、元旦に国立で、今度こそカップを掲げたい」
―磐田戦に続いて4-2-3-1だったが?
「臨機応変にやっていければと思っている。相手のこともあるが、鹿島がサイドを使ってくるのは分かっていたので、サイドに2枚置きたいというのはあった」

●FW原一樹
「前半から強い気持ちを持って戦おうと話していて、120分間それができたと思う。カシマスタジアムではなかなか勝ち切ることができなくて、監督からもハーフタイムに“気持ちで負けるな、行けるぞ”と言われた。気持ちを意識した試合。ボールへの執着心とか、ひとつひとつのプレーで選手が気持ちを表現した。気持ちの入ったゲームができた」
―ナビスコ杯のリベンジを果たしたい?
「ナビスコ杯で負けてしまって、元旦に国立に帰りたいという気持ちはある。でもまずは1試合1試合、目の前の試合をやっていきたい。最終的に元旦の国立となれば」
―決勝点の場面は?
「兵働さんがいい形で持って、左足に切り替えて、ニアに入ればというのは練習からやっていた。勝利につながってよかった。90分だけでなく、120分応援してくれたサポーターがいた。延長戦に入る前にストレッチをしているときもずっと声は聞こえていた。サポーターのためにも勝てて、一緒に騒げてよかった」

●MF兵働昭弘
「フォーメーションも前回の磐田戦に続いて同じ形だったけど、試合をやりながら自分たちのリズムが生まれてきていたし、途中からやりたいことは十分発揮できたと思う」
―延長戦の前に監督からはどんな言葉が?
「最後は気持ちで負けちゃいけないと言われた。みんなで高め合って入れた」
―試合が終わった瞬間の気持ちは?
「カシマスタジアムでなかなか勝ったことがなくて(6年ぶりの勝利)、鹿島をここで倒せたのは手応えになるし、ここで勝ったことが無駄にならないように引き締めてやりたい」
―決勝点のアシストの場面は?
「スペースが空いていたので、しっかり持ち替えて、正確に左足で上げようと思った。早いボールを入れるというのは言われていて、中の選手がクロスに合わせろと言われている。(原)一樹が入ってきてくれるのを信じて早いボールを入れた」
―ナビスコ杯のショックを吹っ切れた?
「代表選手もいなかったし、ケガ人も多かったけど、出ている選手でチーム一丸となって勝てたのが大きい」
―今度こそタイトルも狙いたい?
「十分、そうなってくると思う。3度目の正直、ですね」

(取材・文 西山紘平)

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