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川崎F、アジア王者に4発大勝!(川崎Fvs.G大阪)

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[11.23 J1第32節 川崎F 4-0 G大阪 等々力]

 J1は23日に第32節を行った。5位の川崎フロンターレと、アジア・チャンピオンズリーグ王者の7位・ガンバ大阪との一戦は、北朝鮮代表FW鄭大世、MF谷口博之のゴールなどで川崎Fが4-0で勝利。川崎Fは3位へ浮上した。優勝争いは首位・鹿島が大分に1-0で勝ち、首位キープ。京都に勝った名古屋が2位へ浮上した。次節、鹿島が勝って、2位の名古屋が敗戦、3位の川崎Fが引き分け以下ならば、鹿島のJ1連覇が決まる。

 前節、残留争い中の大宮に痛い敗戦を喫した川崎Fだが、首位鹿島との勝ち点差はまだ3。G大阪戦は、4-3-3のベスト布陣で試合に臨んだ。メンバーは過去2試合と同じでGKが川島永嗣、4バックは右から森勇介、井川祐輔、寺田周平、伊藤宏樹の4人。中村憲剛と谷口博之が中盤の底の位置に入り、トップ下がヴィトール・ジュニオール。3トップは右からレナチーニョ、鄭大世、ジュニーニョが並んだ。川島、寺田、中村の日本代表トリオはいずれも先発でピッチに立った。

 一方のG大阪は日本代表MF遠藤保仁と二川孝広の両司令塔がケガのため不在。中盤は右MFが11試合ぶりの先発となる佐々木勇人、左MFには日本代表・安田理大が入った。ダブルボランチは明神智和と日本代表MF橋本英郎。2トップはルーカスと播戸竜二で、4バックは右から加地亮、中澤聡太、山口智、下平匠、GKは藤ヶ谷陽介が先発した。

 前半は両チームともにサイド攻撃が威力を発揮。特に光っていたのは川崎F・レナチーニョの個人技と突破力だ。右サイドをえぐって鄭へ決定的なラストパスを送るなど、圧倒的なスピードを持つアタッカーは対面のDFを置き去りにして何度も中央へと切れ込んでいく。さらに6分には中村からのラストパスを受けて決定的な右足シュート。23分にはヴィトールの右クロスからオーバーヘッドシュート、さらに鄭の左クロスをフリーで受けてシュートへ持ち込むなど、相手の脅威となった。
 一方、序盤は攻めどころがはっきりせず、なかなかボールを前線へ運べなかったG大阪だったが、ルーカス、安田理のキープ力と右サイドをえぐる佐々木の突破力を活かしてゴールへと近づいた。12分には左サイドへ開いたルーカスから安田理、下平、橋本と細かくボールをつなぎ、最後は中央の佐々木が右足シュート。24分には左サイドの下平からのラストパスを安田理がダイレクトで左足シュートを放つ。直後に佐々木の右クロスから播戸がヘディングシュートを放つと26分には佐々木が、29分には安田理のスルーパスから加地が右サイドを破り決定的なラストパスを送った。
 だが、この時間を耐えた川崎Fはカウンターから鄭やジュニーニョがゴールへ接近。そして43分だ。右CKを得た川崎Fはヴィトールから送られた絶妙なボールを鄭が打点の高いヘディングシュート。これがゴールへと突き刺さり、先制点を奪った。
 
 前半だけで11本放ったシュートが実りリードを奪った川崎Fは、後半の早い段階で勝負を決定付ける。3分、中村からの横パスを受けた谷口がゴールまで20m以上の距離から右足ミドル。DFの背中をかすめてわずかにコースが変わった一撃は、ゴール左隅へ突き刺さった。さらに8分、緩急をつけたドリブルで右サイドを破った森がゴール前へ折り返すと、二アサイドへ走りこんだジュニーニョが右足でゴールへと沈めて3-0。25分にはPA内で粘ったレナチーニョが倒れながらもジュニーニョへパス。最後は右サイドから走りこんだ井川がゴールを破り、リードを4点とした。
 G大阪は川崎Fのブラジル人トリオと右サイドの森の突破を止められず。立て続けにピンチを作られ、失点を重ねた。後半途中出場のMF寺田秋のミドルシュートがゴールを捉えるなど、スタンドを沸かせる場面はあったが、今季リーグ戦最多失点、最多得失点差での敗戦を喫した。

<写真>前半43分の鄭大世のヘディングゴールを皮切りに得点ラッシュが始まった

(取材・文 吉田太郎)

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