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川崎F4発快勝!優勝争い生き残る

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[11・29 J1第33節 川崎F 4-0 神戸 等々力]

 J1は29日、第33節6試合が行われた。首位・鹿島を勝ち点3差で追う3位・川崎フロンターレはヴィッセル神戸と対戦した。前半3分に北朝鮮代表FW鄭大世のゴールで先制した川崎Fは後半17分にも鄭が加点。その後も2点を加え4-0で勝った。なお、首位の鹿島が磐田に1-0で勝ったが川崎Fとの勝ち点差は依然3のため、優勝争いは12月6日の最終節まで持ち越しとなった。

 前節G大阪に4-0で快勝し優勝争いに踏みとどまった川崎Fのフォーメーションは4-3-3。司令塔・ヴィトール・ジュニオールが負傷欠場したため、MF菊池光将と日本代表MF中村憲剛がダブルボランチを組み、トップ下のポジションにはMF谷口博之が入った。3トップはレナチーニョ、鄭、ジュニーニョが並び、4バックは右から森勇介、井川祐輔、日本代表DF寺田周平、伊藤宏樹。GKは日本代表・川島永嗣が先発した。

 一方の神戸は前節F東京と1-1で引き分け連勝こそ5で止まったものの6戦不敗と好調が続く。布陣は前節と同じ11人による4-4-2。GKは榎本達也で4バックは右から石櫃洋祐 、小林久晃、北本久仁衛、内山俊彦が並んだ。中盤の底の位置に韓国代表MF金南一と田中英雄が入り、右MFが馬場賢治、左MFが日本代表MF大久保嘉人。2トップはレアンドロと吉田孝行が先発した。

 優勝するためには残り2戦負けられない川崎Fが、電光石火とも言える先制ゴールでいきなり試合を動かした。前半3分、ジュニーニョのスルーパスに反応した鄭が右足シュートをゴール左隅へ流し込む。さらに6分には中村からのロングパスを左サイドで受けた谷口のクロスにレナチーニョが飛び込むなど、勝ち点3獲得へ強い意欲を見せる。
 だが、その後はヴィトール不在で攻撃が単調な速攻中心となった川崎Fに対し、神戸がショートパス、カウンターから好機をつかんでいった。8分には右サイドの吉田からのスルーパスを受けたレアンドロが相手DFをかわし、決定的な左足シュート。さらに18分には大久保を起点にレアンドロ、馬場、吉田と流れるようなパスワークで左サイドを破る。川崎Fは中盤と最終ラインの間のスペースへ入ってくる神戸アタッカー陣の前に、後手となる時間帯が続いた。
 神戸は、28分にも右サイドを抜け出した馬場のラストパスのこぼれ球を大久保が決定的な左足シュート。直後には金の右足ミドルがゴールを襲い、30分にはDF裏のスペースへ抜け出したレアンドロがGKと1対1のチャンスを迎える。だが、川崎FはGK川島のファインセーブやDFのスーパークリアで難を逃れ、リードしたまま前半を終える。

 つかんだ流れを離さない神戸は、後半開始から得点力のあるMF鈴木規郎を投入してさらに攻勢を強める。後半開始直後には田中の左足ループがゴールを襲い、吉田、レアンドロが決定的なシュートを放っていった。だが、相手の決定力不足と川島、CBの好守で苦しい時間を耐えきった川崎Fは、17分にDF裏のスペースを突いた谷口のシュートのこぼれ球を鄭が右足でゴールへ押し込み、2-0。さらに21分にはカウンターからレナチーニョが右サイドを独走。グラウンダーのラストパスを受けたジュニーニョが左足で貴重な3点目のゴールを決めた。
 守備の要・北本が退場した神戸は途中出場のFW岸田裕樹の右足シュートなど、反撃を試みるがレアンドロが負傷退場するアクシデントもあり得点を奪えず。対して、10人の神戸からなかなか4点目が奪えなかった川崎Fだが、後半ロスタイムにジュニーニョからのパスを左サイドで受けたレナチーニョが、右足のコントロールショットをゴール右隅へ突き刺し4-0。川崎Fが2戦連続の4発快勝で優勝争いに生き残った。

<写真>2得点と大活躍を見せた川崎F・FW鄭
(文 吉田太郎)

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